萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2008年 04月 17日

13日 Spiritual Unity vol.2 にソロで出演(中洲Riverside)

地元の歓楽街、中洲のRiversideというジャズの老舗ライブハウスで、ソロを。
マスター主催のSpiritual Unity というイヴェントに出演。
13日 Spiritual Unity vol.2 にソロで出演(中洲Riverside)_f0065630_1953782.jpg

僕で2回目とのことで、内容はお任せだったので、即決でソロにした。誰かと一緒に演奏することは、その時点では頭に無かったので。それに、お店には大変申し訳ないが、ソロだったらお客さんも少ないので(僕の場合)、僕にはピッタリだろうというハラも有った(人が多いの苦手なので・・・あ、言っちゃったww)。

果たして、お客さんは少なかった。
しかし、話にはよく聞くが今まで全く経験の無い「お客さんゼロ」では無く、貴重な体験を逃した・・・・ww
などと言っているが、お忙しい中を来て頂いた方々、無名の胡散臭い尺八吹きを招いて下さったマスターには、感謝の言葉しかない。お客さんとして来られた新聞記者の方に取材を申し込まれたりして、ただただ恐縮(今時点では種種の事情で個人的には取材はお断りしているので、丁度来月にライブのバンド|uniq"est|の取材にしていただいた)。
そして、後で色々感想を頂いたHさん、ありがとう。あなたの言葉が心に沁みました。

誰の目も気にせずに、制約も無く、自分の好きな曲を好きなだけ吹けて、それだけで気持ち良かった。僕は、やっぱり、尺八にリバーヴとディレイと種種のオクターヴァーとワウを掛けて、尺八と電子と自己の三つ巴から生まれるイメージに身を浸すのが好きだ。そのイメージが、思っても見ないものであればあるほど、幸せだ。あるいは、マイクも無い素の状態で、場と交歓しながら吹くのが好きだ。そして、自分が長年親しんできた曲を、自分流に吹くのが好きだ。
いつもどおりの選曲(オリジナル・バッハ・ジャズ・虚鐸の曲・歌謡曲など)に加えて、最後に、「ピッソゲヨイン(雨の中の女)」という韓国の古い歌謡曲で締めくくる。
この歌の歌詞のように、僕の音楽も、雨の中、黄色いレインコートを着た忘れられない女性の面影を頼りにやっているようなものだ。
確かなものは何も無い。

とにかく、今回のライブは、ナンかしっくり来た。
ちょっとツアー回れるかも、と積極的思考と言うか勘違い?も。観客動員数は・・・抜きにしてwww
昔、一時期、取り組んでて、その内色々とバンドとかやるようになって中断したが、また、取り組もうと思っている。前は、ループマシン使って、音をリッチにする方向性であったけれども、今は、消えてゆく音を辿りたいので、使っていない。音を何時までも残す気は無い。

もう、20年近くも尺八を吹いているが、音の謎はますます深まり、「無」への憧れも募る一方。
でも、後ろ向きな気持ちは、微塵も無い。
構築とか実績、では無く、爽やかにぶっ壊れていくための道筋を付けて行きたい。

by ryosai160 | 2008-04-17 20:07


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