萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2011年 12月 30日

諸岡光男個展 December 2011 クロージングライブイヴェント終了

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会場の「八万湯」。
昔は銭湯だったが、今は、アートスペースとして活用されている。
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諸岡君の個展の作品。
洗練されたヴァーチャル・パフォーマー・システム。
人体の動きにセンサーが反応し、模様や音が変化する。
ソフトやプログラムは全て、ネットでダウンロードしたものをカスタマイズしたものらしい。
センサーはXBOXというゲーム機用のモノ。
PHSがいつの間にかスマートホンに変わったようなメディアの変化を実感する。
それにしても、風呂桶の中にいきなり作品が・・・シュールすぎる(笑)
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その風呂桶は、カフェとしても活用されていた(笑)
嘗ては八幡製鐵所の労働者とその家族の皆さんが汗を流していたであろう場所が、今はアートの現場として再生されるなんて、誰も夢にも思わなかったに違いない。
現実は小説より奇なり、である。
ちなみに、このカフェは工房日々<さんがイヴェント中に出店。サンドイッチが抜群に美味しかった。ベトナムのバインミーみたいなアジアンテイスト。
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(u stream配信)
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ライブの様子。
弾き語りあり、バリバリのラップトップあり、お茶目なグループアートのskype中継ありと、諸岡君の関心とこれまでの付き合いの幅の広さを垣間見るユニークな面子。

その中で、彼の映像と僕の尺八の共演は、ちょっと異彩を放ったかも。
今回は、色々記した冊子を配った。
今までナカナカ纏めきれなかった、尺八・演奏・機材・その他モロモロへの想いをこのブランクの時期に音と言葉で纏めることができて、却ってよかったナと感じている。(今年の春に行った河崎純さんのライブの影響も多分にある)
ライブの予定が詰まって忙しくしていると、知らず知らずの内に、とにかくコナすだけで一杯一杯で、1曲/1フレーズ/1音に中々神経が行き届かなかったりするが(振り返ってみて、僕は正直そうだった)、今までのレパートリーのひとつひとつにジックリ想いを深めて披露できて、これからの礎となるライブになったと思う。
(誤解の無いように言っておくが、「コナす」ことは演奏家の成長にとって絶対に必要だし、僕を呼んでくださった/共演してくださった方々への感謝は今も当然抱いている。あくまでも、僕の未熟さの述懐、ということでお許しいただきたい)
実際のライブの「場」では、先ずは八万湯の空間の響きをノーマイクの虚鐸で味わい、その後、尺八にエフェクターをプラスしてバーチャルな竹の音の場を演出できたかと思う。
「そこ」でしか出来ないことが存分に出来て演奏中もワクワク感が込み上げ、とにかく楽しかった!!
諸岡君、いいチャンスを頂きありがとうございました。

by ryosai160 | 2011-12-30 17:43 | postscript


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