萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2009年 11月 23日

晩秋

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自然や風景というものは、人間にとって都合のよい癒しや慰めの手段ではなくて
それ自体に乱数や揺らぎを孕んでいて、ある遠近点で眺めると
「纏まったもの」として認識されるものだ

ということに思い至る。
だから、本当に表現しなければならないのは、その乱数や揺らぎなのだ。
それが、海童道祖の「無装飾無調音」ということなんだろう。

風景を見てメロディーが浮かぶ、なんていうのは
自然や風景には何にも関係のないことだ。


抽象的で軽やかな認識を求めたい。

by ryosai160 | 2009-11-23 20:28
2009年 11月 19日

HQCD「無装飾無調音」(海童道祖)

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予約していたCDが届いた。
もはや伝説の海童道祖(わたつみどうそ;ご存じない方は調べてください)のライブ録音を、HQCDという技術で現在最高音質のCDにした・・・・という、発売元のコロムビアレコードの関係者の見識を高く評価したい。
こういう永遠不滅の音には、昨今流行の「事業仕分け」なんて関係ないね!
たとえ「売れ」なくても、お金をかけて世に出して然るべきなのだ。

パソコンで聴いても、微妙なノイズ音とか息の音がリアル。
いや、ホントにビックリするぐらい。
これは音源ファイルじゃ駄目だな・・・・
いいオーディオシステムで聴いてみたい。
でかい音で。

ムチャクチャ気持ちいい!!

by ryosai160 | 2009-11-19 22:18
2009年 11月 14日

黒田征太郎+黒木麗巳ライブ

現在北九州在住の世界的イラストレーター・黒田征太郎さんと、福岡で活躍している若きジャズピアニスト・黒木麗巳さんのライブペインティングがあるというので、出かけてきた。
黒木さんとは去年夏・箱崎の「もも庵」でご一緒したが、来月、中洲のとあるお店で共演することになったので、丁度良かった。(このライブのことはネットサーフィンしてて偶然知った。非常にいいタイミングだった)

このお2人は全く初顔合わせらしくて、引き合わせたのは、主催者の中村鉄平さんという方だそうだ。この方は、昔、憂歌団のマネージャーをされていたそうだ。・・・道理で、どっかで聞いたことのあるお名前だな~~と思った。(高校生の頃、憂歌団の追っかけをしていたことがあったので) 今は、福岡で文化イヴェントの世話役をされているようだ。

会場は中洲のバー。昔はロックハリウッドというストリップ劇場だったようで、ロゴがそのまんま残っている。
いかにも中洲、という感じだ。
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来てから知ったのだが、このイヴェントは、「ブックオカ」という長期イヴェントの一環として行われたようだ。
ちなみに、福岡は、本屋が人口比に占める割合が全国一らしい・・・・
お客さんは、土曜日のお昼にしてはなかなか多かった。
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最初の1時間は黒田さんのトーク。自らを分裂症と仰るだけあって話がまとまっておらず、それが反って面白かったし、人柄が伝わってきた。
そのアト、続けてライブ。
何時もはでかいキャンバスに描かれるのだけど、今回は、平和・反核を題材にしたポスターを描くというスタイルとのこと。ポスターの原紙は100枚はあるだろうか。机の上で描かれるので描くところは見えないが、これはこれで貴重な体験だ。
ライブペインティングというのにはどっちかというと懐疑的な僕ではあったが、黒田さんは音に対して良い距離感を保ちながら手描きのポスターを次々と仕上げていかれた。凄い枚数をこなしていた。出来た端から、スタッフの方が壁に貼って行く。しまいには後ろの壁にも。
ポスターはオバマ大統領・鳩山首相など政治の要人達に送付するのと、今月末からの東京での展覧会で展示するそうだ。
自ら主催されているピカドンプロジェクトの一環だそうだ。

黒木さんは途切れることなく色んな曲をドンドン弾いていく。何時も弾いている曲たちなのだろう、非常にこなれていてわざとらしさがない。「黒の舟唄」にはグッとキた。まだ20代前半なのに、えらくシブい選曲だ・・・・
強いタッチの演奏は1時間近くぶっ通しでも全然テンションが落ちなくて、逆に最後らへんは黒田さんが音にドンドン身体を反応させつつ、絵の内容を変化させていったのが面白かった。

終了後、インタヴューがあった。
黒木さんが、「大好きな故郷の青島(宮崎)の海を心に思い描きながら弾きました」と発言されたのに痛く共感した。

「ヒロシマナガサキ議定書」を分かりやすく解説した黒田さんたちの本を買ってサインしていただいた。 この本は、自費出版でもう何万部も売れているらしい。買わなきゃいけないな、と思った。
僕も広島に住んでいたことがあるし、ニューヨークで行われた反核イヴェントに演奏で参加したことがあるのもあって、非常に身近な、そして大切なことだ。
帰りの地下鉄の中で食い入るように読んだ。
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黒木さんと共演するのでその「予習」と、黒田さんは現在福岡に在住とのことなので一回見ときたい、という思いで行ったというのが正直なところだが、思った以上の収穫があった。

by ryosai160 | 2009-11-14 23:59
2009年 11月 13日

コンピレイションDVD-music"Do the indipendence!"に参加しています

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深水郁(ふかみあや)さんのピアノと僕の尺八で、
「初蝶の一夜寝にけり犬の椀 深水郁 & RYOSAI 」
が収録されています。作曲は深水さんです。
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このコンピには、日本のみならず、全世界(フィリピン・タイ・マレーシア・モンゴル・モロッコ・イギリス・ザンビア・南アフリカ・ポルトガル・フランス・アメリカ・中国・・・等等)の様々なジャンル(といっても、やっぱりオルタナロック系が多いように思うけど)で活動している様々な音楽家の全203曲!!が、DVD-musicという形式で、ディスクに収まっています(媒体はDVDですが、音声データのみでピクチャーは出ません)。これだけ曲数が多ければ、さすがにCD1枚や2枚では収まり切れないですネ・・・・
ちなみに僕達の演奏は、67曲目です。
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話は1年前に深水さんから聞いていたのですが、計画の膨大さに、ホンマに実現するのかな?と失礼ながらそんな懸念もあったので、現物を手にした今は、ただただ、製作された五嶋さん、Mr.エレクトさん達の情熱と人脈に頭が下がります。
素晴らしい!!
僕とのDUOを入れることを決めてくださった深水さんにも有難うございました。この演奏は会心の出来なので、多くの人に聴いて頂ける事を望んでいます&うれしく思います。

孤高のハードコア仙人・木幡東助(マリア観音)、ハーフ・ジャパニーズのジャド・フェア、エレクトロニカの大御所・サワサキヨシヒロ、フリー系ドラムの巨人・羽野昌二、サイケロックの鬼才・川口雅巳、福岡のバンド・百蚊(以上敬称略)など、興味深い方達のクレジットも。大好きなモロッコのジャジューカもあるではないか!!(喜)
これから年末にかけて、少しづつ聴いていこうと思います。

ちなみに、今月、関連イヴェントがあっています。詳細はコチラ(コンピへの参加ミュージシャンの一覧もあります)。
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入手されたい方は、僕にメールを下さいませ。(1枚3000円です。送料込)
あて先 ryosai160$yahoo.co.jp ($を@に変えて送信してください)
数に限りがありますのでお早めに!!
なお、念のために言い添えますが、ディスクがDVDなので、CDプレイヤーでは再生できません。DVDプレイヤーかパソコンで再生できます。

by ryosai160 | 2009-11-13 21:10
2009年 11月 02日

唐津くんち 2009

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煌々と満月の美しく冴え渡る夜空の下、今年もマツリは始まった。

今年も唐津くんちの宵山に行ってきた。
一年経つのは早いなぁ。

マツリは季節の締めくくり。
唐津くんちで秋の深まりと冬への序奏を感じる。
今日は特に風が強くて寒い日であった。

今年もあと2ヶ月。

by ryosai160 | 2009-11-02 23:54
2009年 11月 01日

見上げたらその先は空

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夏、ストラスブールのカテドラルを見上げて撮影。
今年の会心の一枚。

by ryosai160 | 2009-11-01 22:34
2009年 11月 01日

「珈琲美美」移転後の1杯

移転前に「珈琲美美」に行ったのは春の事
秋も深まってきた今日、移転後、初めて行った。
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大濠公園の程近くの護国神社の道路向かいにあった。
1階が豆挽き売りと会計のコーナーになっていて、2階で珈琲を飲むようになっている。
階段の中腹にある、和紙製の灯り覆いがお店全体に上品な光を提供していて、落ち着いた雰囲気。
そして、窓の外には、お堀の木々が見える。
前のお店の感じも好きだったけど、今のお店もとても良い。

珈琲もそのままの味。
何時もの「濃味」を頼む。
濃くても、ヘンな苦味がない。むしろ甘い。

ご主人達も、前のまま、淡々とお客を迎え、淡々と珈琲を入れる。
その変わらぬ落ち着きがあればこそ。

by ryosai160 | 2009-11-01 21:42
2009年 11月 01日

31日 十六天神社(福岡県前原市)・神迎えにて独奏

以前、とある会合で演奏した時に知り合った前原のSさんに、機会あるたびに前原での演奏に誘っていただいていたのだが、なかなか都合が付かずに流れてて、今回、やっと実現した僕の尺八独奏。
何回もお誘いただきありがたい限り。
で、会場の、十六天神社に出かけた。最寄り駅は、最近とみに開けてきたJR波多江駅。自宅から程近い。
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前原市と周辺の糸島郡は合併して来年早々「糸島市」になるので、この看板も、あと2ヶ月・・・・

タクシーに乗って10分ぐらいで、会場に到着。こじんまりとした神社のふもとの広場に、近くの集落の方々が集まり和気藹々と宴会になっていた。赤々と篝火が焚かれている。「神迎え」と言って、出雲から神様をお迎えする儀式である。
Sさんにご挨拶して、セッティングを済ませて、僕もうどんやお酒を頂く。
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この神社は、結構由緒あるもので、付近に数箇所ある「十六天神社」の中で唯一、神社庁に登録されているらしい。綺麗に整備されていて、地元の守り神として機能している印象を受けた。
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月の下、鎮守の森に守られている神社の姿に凛としたものを感じる。
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宴もたけなわになった頃、特別ゲストの市長ご夫妻が揃われた。
Sさんの紹介で演奏開始。6曲ぐらい演奏。本曲・二泉映月・バッハなど。最後に、「南国土佐を後にして」をやって手拍子で盛り上がって終了。
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僕としては、シチュエイションも素晴らしいし(月の下で福田蘭童の「月光弄笛」という得がたい体験!)、尺八の音が何処からともなく聞こえて来て・・・・みたいなアンビエントな感じにしたかったが、皆さんがよく知ってて賑やかな曲がもっと有っても良かったかも。「本曲演歌」やヒット曲をアレンジしてレパートリーにする事もしてみようと思う。ちょっと課題はあったけど、概ね好評だったようで、ホッとする。
地元の区長さんなどとお話して、地鶏焼きと野菜焼きを腹一杯ご馳走になる。これはホントに旨かった!!
Sさんが語っておられたが、こういう神事に併せて集落の人が集まることも段々減ってきているので、こういう機会に僕の尺八を紹介したかったと言うことで・・・・無名な尺八吹きの自分の演奏に想いを持っていただいて、感謝の気持ちであった。結構デキあがっておられたが(笑)。
市長ともお話させていただいた。実は、母の小学校の同級生。よく覚えていただいていた。縁とは奇遇である。僕は選挙区が違うので投票できないけど、糸島市長選も是非とも頑張っていただきたい、と思う。

そういえば、これもSさんから教えていただいたのだが、出雲の神様を社長とすると、十六天神社の神様は支店長みたいなものらしい。神様の世界も人間の世界と一緒で、色々大変そうだ・・・・
アレ、これは、人間と神様の距離がとても近い、アイヌの人たちの神様観と同じかな・・・・違うかもしれないが、似たものを感じた。
そう思うと、帰りのタクシーの中から眺めた糸島の田園風景や小高い山々の中に、神様が眠っているような気がした。懐に抱かれている様な安心感を感じた。
糸島の風景の中を、何時か、ユックリと巡ってみたい。

by ryosai160 | 2009-11-01 21:15