萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2009年 06月 28日

松林

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この松林は大学の演習林と言うこともあって、殆ど全ての松に番号札が付けられている。
ちょっと妙な感じだ。

松林の中に入って、鳥の声を聞き分けるのが面白い。
プレイヤーでジェフ・ミルズを聴きながら自転車をこぐのも楽しい。
音を聴きながら、現代音楽のパーカッション(たとえば武満徹の「カシオペア」)のように、ランダムでもあるし規則性もあるという空間を想い描く。
いくらでも好きなように想えるはずなんだけど、いざとなるとそれが意外と難しい。
想像力の限定を感じる。
でも、気にしない。
なんせ、松林は目一杯続いている。

途中、細い道を左に行くと、広々とした広場を発見。
色は付いていないが、藤が生えていた。
思わぬ嬉しさ。

by ryosai160 | 2009-06-28 00:09
2009年 06月 21日

方角

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もう6月も下旬、早いものだ。
季節は巡っているのに、気持ちがいまひとつ付いていかない・・・・のはなぜか。

とも、言ってられない。
8月にフランスでリハ予定の山本先生作曲の「風の庭」の完成稿が出来たので、市内某所の先生宅にお邪魔して、打ち合わせ。尺八&部分的にエフェクターを使うので、機材も持参。いままでも打ち合わせは喫茶店で行っていたが、これからは本格的なものになる。
尺八の技法や、リバーヴとディレイ(それぞれに様々な種類がある)を掛けた演奏を実演しつつ、お互いに確認していく。尺八独特のトレモロやフラジオ(「コロコロ」等それぞれに固有の名称がある)など、実際にやってみないとニュアンスがわからない。しかし、先生は東洋の音楽観にも精通されているので、アンサンブルの間合い・フレージングなど、尺八で吹いても実に自然。「こんな無茶なフレーズ吹けねーよ!」とか、尺八を知らないで書かれた譜面にありがちな不満は全く無い。と、僕のような尺八チンピラがエラそうに言ってはいけないが・・・・そして、ミュージックコンクレートなどの電子音楽にも勿論通じておられる(なんせ、クセナキスの作ったUPICの日本代表で海外に行かれたぐらいだから!)ので、エフェクターのニュアンスも即座に理解され、的確な使用法を指示してもらえた。昔、山本先生作品を演奏したとあるコンサートで、僕のソロコーナーがあり、そこで、僕は、エフェクターを使った。ホールなので、折角だから使ってみるか、ぐらいの気持ちだったのだけど、先生は、有難くも、そのときの僕の演奏に感ずるものあったらしく、「風の庭」でのエフェクター使用、となったわけである。
僕としても、熱を入れて取り組んでいることが、第一線の作曲家の方に認めていただいて、非常に嬉しい。
確かに、尺八にエフェクターを通すことには否定的な意見が多いのは理解できる。出来るけど、理解したって、だからどうした、ってことなのだ。そういうあんたはマイクを使っとるやろ、それはエレクトリックと違うんね、って。エコロジストとか言う人たちは、文明の利器の車で行動しとるんやろ、とも思うし、どうせ使うなら、突っ込んで使ってみたい、っていうだけなのだ。それと、電気の力で感覚が広がるし。ジミヘンやピート・コージ、サンタナのスペースサイケデリックな音は、エフェクター無しには有り得ない。エレクトリック・カリンバを駆使するコノノNO.1のリーダーは、「電気を通さないと神様に音が届かない」って言ってるし。
共感するね。「原始人」たちの直感に。
・・・・ちょっと脱線したが、ミニマルな打楽器のフレーズにディレイを掛け捲った尺八が漂うシーンがこの曲にはある。まだ音符で想像するだけの現段階でも、想像するだにワクワクする。
このワクワク感を大事にしたい。

先生は秋に中国に行くお話もあり、他のコンサートでの色んな曲のアレンジもあり、人と会うお約束もありで、超多忙なので、時間が来てお暇する。先生としても、安心されたということなので、僕も一安心。来月、共演するフランスのパーカッションの方と福岡で会う予定。そこで、色々と具体的な話になるだろう。


六本松の「三和珈琲館」にて、珈琲を飲みながら、レクチャーの復習とか、付箋紙に書き散らかしたメモの整理とか。
このお店では、何時も窓際の席に座る。
福岡に帰ってきた13年前から、そうしている。
この窓際の席で、色んな人たちと会った。
何時も、昔をボンヤリと思い出す。
その頃からは思いがけない人生の方角に来たが、大学の哲学の恩師は「回り道こそ道」と仰っていたっけ。
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by ryosai160 | 2009-06-21 20:59
2009年 06月 18日

佐藤行衛solo CD を聴く

先日の大阪ライブの折に、佐伯さんのご案内で寄った心斎橋の「プランテーション」という濃ゆ過ぎるCD屋さんで、店主の方に勧められて・・・・というか、前から欲しかったので即購入。この店主は、世界各地の音楽に異様に詳しくて、サヌリムの貴重なCDやイ・パクサのカセットも買ったのだが、今回は行衛さんの、今年発売されたばかりの素晴らしいアルバムに的を絞ろう。
韓国のシンナラレコードという大手から発売された、全曲韓国語の、まさに、韓国発の、直球勝負のアルバムだ、と思う。実にロックやね、その姿勢が。

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韓国のソウル在住、彼の地でも精力的に活動されて韓国社会にスッカリ溶け込んでいる感がある行衛さんであるけれども、3曲目の「故郷(コヒャン)」において、異郷暮らし(タヒャンサリ)の哀歓と過ぎ去った「あの人」への想いの深さと儚さを季節の流れの中でシミジミと歌い上げた、その率直な心情に心打たれる。この曲は、以前、別のCDで聴いたことがある。そのときはアンサンブル編成であったが、今回は、アコギ1本の弾き語りで、ヨリ親近感がある。日本語訳の歌詞カードも付いていてじっくりとその美しい言葉も味わえる。本当に好きな曲だ。
アルバムの終わりのほうで、この曲のインストヴァージョンがある。アコギのアルペジオの上にのるハーモニカとエレキギターの襞のある音色の味わい(まるで山のかなたに夕陽が沈んでいくのを眺めているよう)と、ユニゾンの時のゾクッとするような深みのある感じがイイ。

それにしても、このアルバムでは、フォークやソフトロック色に彩られた行衛さんの「歌」が全開で、僕なんかはどちらかといえば、アナーキーなインプロビゼイションやエレクトリックギンギンのサイケデリックな面の彼にずっと接してきたので、最初聴いた時は凄く意外で、これこそ、アバンギャルドやなと思ったものだった。
でも、心を無心にして聴いてみれば、どちらも、音であってそれ以外のものではなくて、それが気持ちいい、ということに気づく。そうでなければ、どっちにしても何時まで経っても自分の頭の中の観念を「聴く」ことになってしまう。

まあとにかく、素直に聴いて、ああいい曲やな、いいグルーヴやな、と思えるのが嬉しいね。仕事で疲れて部屋に戻って、お茶なんか飲みながらリラックスして聴いていると、楽しい気分になってきて、明日もいい日になればいいな、と思えるのが素晴らしい。

内容さえ良ければ売れなくても・・・・なんていう詭弁は信じない。売れて欲しい!

by ryosai160 | 2009-06-18 22:02
2009年 06月 13日

神戸

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海と山に挟まれた街にずっと育ち、そういう土地じゃないとなんか落ち着かない習性を僕は持っているようだ。
そういう土地では、特にハプニングは必要ではなく、ただただ淡々と時間が流れて、一日が終わる。
そういう大きな流れを感じることが出来る。
ようするに、落ち着くのだ。
落ちて、着く。
水の底に居るようなカンジなのかな?

心友と語らい食らいながら、山と海のあいだを行き来した一日。
あいだには風が吹く。

by ryosai160 | 2009-06-13 12:56
2009年 06月 13日

大阪

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6/6、夜行バスで大阪に行きました。
佐伯さんのウパシクマ、ひきたまさん、マルコさんとのライブのために。
楽しくて刺激的で、音楽を通して色々なことを考えて実践されている方たちの含蓄のある優しい音に接しました。
尺八吹きの先達、福本卓道さんも見に来てくださっていました。ライブ終了後、お話させていただきました。尺八の名手は実に自然体の方が多く、僕もそうなりたいと思います。
久々の方たちと会えて、宿までの帰りの電車の中で語らえたのもうれしかったです。
ライブの詳細は、マルコさんのブログをご覧ください。
そのほかは、何時もの通りですww風呂に入ってメシ食って。
今回は、国立文楽劇場でホンマモンの人形浄瑠璃を鑑賞できて、大好きな義太夫三味線をナマで聴けたのが良かった。鍛え抜かれた職人の芸に接して、何か新しいことをやってるツモリの自分がちょっと恥ずかしかった。

by ryosai160 | 2009-06-13 12:33
2009年 06月 02日

ガチ☆イイ感じ 週末2連荘ライブの事 その2

5/31 「勝手にニューポート2009」に呆けすとらで参加 at 若松グリーンパーク(北九州市)

バンバンバザールが主催しているイヴェントに呆けすとら・・・・かなり場違い感があるが、なんでも、「とんちピクルス」松浦氏の推薦で出演が決定したらしい。
野外って、10年ぐらい前の高炉台公園以来じゃないかな。記憶があやふやだが。

ライブは、こんな感じだったらしい。
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とにかく、ステージがでかくて、PAの出音がでかくて、ドームの中に更にエコー掛かってて、セッティングとかで慌しくて、満員電車の中のようで、終わったら正直くたびれた。
人数も多いしソロがあんまり廻って来ないのはイイとして、アンサンブルで他の人の音が感じ取れないのは何か物足りず。ちょっと孤独感。広場の孤独、というヤツか。
しかし、「スローバラード」で、そこでしか出せない得がたい空気感があったのが救いだった。
谷本さんの指揮が、広いステージのお陰でガチ生き生きとして躍動的で、それ自身もパフォーマンスであった。何か、RCでのキヨシローの如く、縦横無尽に飛び跳ねておられたような・・・・ww

具合よく晴れ渡り、ノンビリとした野外での、出番待ちの時間が楽しかった。
カオスブラザースの相方w、ドラムの白川さん。手には当然、カオスパッド。
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ベースのワタルさんには、結構なウイスキーをご馳走になった。
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それと、久留米在住・世界で活躍のジャイブバンド、「トラヴェラーズ」のライブを久しぶりに見れたのが、ホント、感激だった。素晴らしかった!!「ヤマのぼせ」に通ずる俺節を感じた。心がアツくなるものがあれば、それ以上は望まない。
(そして、この、ジャイブを独自に発展させたのが、かの、オーネット・コールマンの音楽。プライムタイムなんかが、まさにそれで、そういうエコーを見出せたのが、面白かった。どの音楽にも、どの方向にも発展しうる要素がある。目の前の音であれこれ言うことに止まっているのは、つまらない音楽の聴き方。空想の翼をはためかせてこそ、自由はある)

全体的に和気藹々とした楽しいイヴェントだった。
出店で食べた若松名物の丸天が旨かった。

行きと帰りは、サックスの中村さんと、車中、音楽について、仕事について、色々と話に花が咲く。
「英ちゃんうどん」でかけうどんとかしわめしを食べる。うどんはトッピングしすぎて、麺が隠れちゃったww

by ryosai160 | 2009-06-02 21:57
2009年 06月 01日

ガチ☆イイ感じ 週末2連荘ライブの事 その1

5/30 「百景 おくりもの リリースツアー」に|uniq"est|で参加 at Spiral factory
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諸処の事情で、先週は週4回の天神ゴンスタにてのリハ延べ7時間・・・というハードスケジュールをこなした後でのライブで、正直、本番前はヘロヘロであったww。
当日のリハは吉野スタジオで2時間、こちらは、事前確認のみ。
しかし、風邪とか正体不明の鼻づまりとか色んな用事で夜出ずっぱりの1週間を過ごし体調は良くなく、そういう肉体的にやばい時は反比例するように精神的にヘンなアゲアゲ感がある。
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最近、「ガチ」という言葉が流行っている・・・というのをメンバーから聞き、何にでも「ガチ」という形容詞を付けるのがこの日のバンドの掟になっていた。くだらない掟ではあるが、こういうのって、ガチはまるんよねwwしょうもないことが肝心だと改めて痛感する。
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ライブのほうは、ドラムンベースを大胆に取り入れた"breakpoint"と、Third year band的な淡々とした"camerule"の2曲の新曲、それに、「砂丘」と"radical rounge"の4曲を演奏。
仕上げの時間が短かったので、細かい詰めが甘いとか、色々と反省点はあるけれども、第3期の|uniq"est|のホントの意味での始動ライブであったと思う。
史郎君のドラミングが、アグレッシヴに煽って来て、シラベ君のベースもブンブンいっているし、ide君の完全Mac+Guitarrig仕様のエフェクティヴなベースが切り込んできて、僕は切り返すのにかなり必死で、余裕が無かったのが正直なところ。凄くアツい演奏になったと思う。お客さんは引き気味であったがww
ヒデキ君がステージに上がって映像を映していたので、まるで一緒に音を出しているような一体感があった。ま、会場のプロジェクターとスクリーンを使わせてもらえないという予想外の展開に、壁に白い布をガムテープで張る、というアナログな技で対抗したw怪我の功名ではあったのだが。
僕自身のことを言えば、"breakpoint"において、DJ Krushの「寂」という尺八の森田柊山さんをフューチャーした素晴らしいクラブミュージックに対する想いを自分なりに昇華できたし、"camerule"を吹きながら、この曲を、全ての心優しき人たちに捧げたい・・・とフト思ったりした。ちょっと「人生」を感じた瞬間でもあった。
会場のSpiral factoryは良いハコだ。基本的に明太ロック系のハコとお見受けしたが、僕も明太大好きです。「菊花賞」「花田裕之ソロ」のフライヤー貰って帰りました。また、よろしくお願いしたい。
主催のautumnleafの方たちにも色々お世話になりました。よく神経の行き届いた進行であった。感心した。
翻って神経の行き届いていない人たちもいたが・・・それはこれ以上言うのをやめておこうwwwあ、俺のことか(爆)

あと、メンバーと連れ立って、超久々に「一風堂」のラーメンを食す。感想は・・・・ウスい!の一言。いろんな意味で。
まあでも、中古CD屋でKING TUBBYのフランス盤を700円で入手できたのはガチ嬉しかったがww。
よく分からないセンスとコテコテ感がイイ。
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焼き鳥も食ってビールも飲んだし。天神でライブしてる!って感じでした。
今度は泡盛の充実した角打を発見したので、そこに行ってみたい。

by ryosai160 | 2009-06-01 21:29