萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2008年 08月 28日

夏から秋へ

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by ryosai160 | 2008-08-28 22:43
2008年 08月 28日

24日 Sunday Tap

という、箱崎のもも庵さんで毎月開催されているイヴェントに、ゲスト参加した。
もも庵の小山田さん、お声掛けて頂いて有難うございます。

僕自身は、タップダンスとの共演は全く初めてで、あのカツカツとしたシャープなリズムと、尺八の音色が融合するのか、一寸不安であった。
しかし、mitsuさんと樋口さんの、お人柄も相まって、それは杞憂であった。お互いにヘンに妥協することなく、しかし「楽しめるポイント」を見つける時間、を共有できたと思う。

ライブは、結局、マイクをメインに立てるのをお断りして、完全に生音でやることにした。何か却って音が通ったみたいだし、タップとの絡みも自然に出来た。スピーカーからのPA音ではダイレクトに絡めない気がしていたから。
ピアノの音とも溶け合って、ダイナミックスもごく自然に変化した。
mitsuさんと樋口さんのタップ、麗巳さんのピアノとの、楽しい時間であった。

麗巳さんとのSummertimeの演奏は、この、瞬く間に駆け巡った夏の出来事の色々な記憶を、脳裏に思い起こしながら吹いた。彼女の華やかで強い音が、尺八のブルージーな音色と交差して、忘れられないものとなった。
(そういえば、ライブが終わって、知らない妙齢のご婦人から握手を求められた。突然だったのでビックリしたが、楽しんでいただけたようで、何よりである)
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リハ前に通りかかった、もも庵の隣の箱崎宮にて、蚤の市が開催されていた。
掘り出し物から、こんなん誰が買うんやろ?みたいな怪しいモノまでww、色々な品が目白押し。時間のあるときに、また来て見たい。
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by ryosai160 | 2008-08-28 22:40
2008年 08月 19日

福田輝久氏の尺八音楽と僕

僕は尺八吹きであるけれども、普段は殆どそれを意識して音楽活動をしていない。
というか、何時も、音(楽)のことばかり考えていて、尺八は、それを表現するための最適かつ腐れ縁の女房(笑)的な存在である、というのが正直なところ。
だから、尺八の世界でよく見受けられる、自意識過剰気味のオタク的な尺八マニアとか、枝葉末節にしか目の行かない小姑的な下手糞どもとか(おっと、問題発言か??)、技術は素晴らしいのに詰まんない事ばっかりやっている奏者とかには関心が無い。

でも、尺八で目一杯音(楽)を奏でている人、には今でも関心がある。
いやいや、そういう先達たちの御蔭で、ともすれば、大学の邦楽サークルという狭~~い世界で尺八を始めて、そのまんま、尺八オタクに陥りがちであったろう僕が、曲がりなりにも、音(楽)出来るようになってきた、といえる。

今回取り上げる福田輝久氏もその、先達のお一人である。
尺八を始めて4年ぐらいして、とある雑誌で偶然知って、速攻でご本人から購入した SHAKUHACHI BANQUET という外国盤の尺八ソロ集。(それまで、福田氏に関しては、日本音楽集団の団員という認識しかなかった)
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古典曲と現代音楽が、まったく、同一の空間に、尺八の音(楽)として止揚されて存在する、そして、それを可能にする福田氏の尺八に対する熟知とテクニック、音そのものに対する広い視野・・・・その在り様に、衝撃を受けた。
たとえ難解な曲想であっても、常に、一音一音に情熱を込めて吹きまくることによって、譜面として抽象的に存在していた音たちに生命を与える、その行為に、「曲を上手く吹けただけで満足する」といった、それまでの僕の尺八と音(楽)に対する態度を根本的に変えるものがあった。
つまり、このCDの御蔭で、尺八を通して、色んなことを見てみよう体験してみよう、そして、たとえどのようなシチュエイションであっても、自分なりに尺八と共に存在しようという、今に至る態度と思想が芽生えたのである。

偶然に感謝、そして、その必然に感謝。

今回は、尺八と弦楽四重奏のCDを購入。
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僕も、いつかは、弦楽四重奏との曲を書いて、共演してみたい、と密かに思っている。
このCDを導きの糸として。

by ryosai160 | 2008-08-19 21:10
2008年 08月 17日

能楽堂deクラシック

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「能楽堂deクラシックvol.6」というコンサートに行ってきた。

なんと、開演時間の1時間半前に自宅でネットで知って、急いで駆けつけたしだい。当日券セーフで、余裕で入れました(喜)。
ここでコンサートを聴くのは多分初めてであるが、ホール仕立ての現代風の能楽堂である。以前、ライブでお邪魔した、住吉神社の能楽堂とは、趣が違う。住吉の方は、地下に音響用の甕が埋めてあったけど、ここはどうなんだろう??

舞台前にセッティングされた、7本の、和紙で作られた蜀台に蝋燭が灯されて、その幽玄な光と共にコンサートが始まる。

能の謡の方が登場して、独吟。
声が浪々と出ているのに、肉体を感じさせない発声。
これが「蜜息」というヤツか、と思いつつ、素晴らしい謡を聴きながら、ジョン・ケージの理想とした「始めも終わりも無い音」というのが、日本には古来から存在していることを痛感する。でも、それを具現化するのは、並大抵でない修行を要するのだと思う。
声ひとつで、時間が心地よく歪むのが凄い。

弦楽四重奏と、箏、そして尺八の合奏。
マイクを使わない生音、その混ざり具合が、とても新鮮である。
音の遠近感、肌触りが感じられる。
PAシステムに慣れすぎた耳には、本当に気分が引き締まる。
尺八は、山崎箜山さん。最近は全国区でご活躍中で、音の渋み・存在感・切れ・・・・堪能させていただいた。音色が、真似の出来ない艶やかな丸みを帯びていて、尺八というのは、やはり、一にも二にも音色なんだなと再認識する。
福岡在住ということで、僕は、その恩恵に預かっているわけである。口幅ったいが、身近にこういう方がいらっしゃるというのが、凄く有難い。

箏の方は、初めて聴かせて頂いたが、「みだれ」の独奏は素晴らしかった。
で、大学の頃、邦楽サークルで、女性の先輩が箏を弾いていて、その優雅な姿に憧れたことを思い起こした。
箏をナマで聴くのも随分、久しぶり・・・・

曲は、古典から現代まで、色んな趣向のがあり、ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」や、バルトークの弦楽四重奏が特に嬉しかった。演奏家の方々が楽しんで演奏されているのが伝わってきた。
現代音楽風の即興から始まる「千の風に乗って」のアレンジには、意表を突かれて笑ってしまった。しかも、能楽の謡でその歌詞を歌?われて、全く、別世界の音楽になっていた。が、親しみのある内容で、古典を演奏するというのは、とてもいいアイデアだと思った。お客さんの集中力も、また、違ったものになっていたように思う。

最後は、演奏家が蜀台の光を一人一人消して、コンサート終了。

1時間半はあっという間であった。

終了後、山崎さんに挨拶して、退出。


そのまま、大濠公園を散歩。蝉の声がどこか寂しい。
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by ryosai160 | 2008-08-17 20:43
2008年 08月 17日

ITOSHIMA~MOJI ふたつの海

ITOSHIMA 8/14
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MOJI 8/16
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by ryosai160 | 2008-08-17 01:01
2008年 08月 07日

砂漠の中の街

「どの方角に行っても、何処までも永遠に歩けた。人がいないわけじゃないのに、十分すぎるほど孤独で静かで、立っていても何の音も聴こえなかった。」ハロルド・バッド

今日、感動して、こんな街に行きたい
と地下鉄の中でひととき夢想した言葉

何処までも永遠に歩けた
そんな既視体験を羨ましく感じるが
僕の心にはすなのふうけいが存在しない

それでも
何で共感したのか
その果てしなさにか

by ryosai160 | 2008-08-07 23:59
2008年 08月 05日

山行水行

山あれば山を観る
雨の日は雨を聴く
春夏秋冬
あしたもよろし
ゆふべもよろし
(種田山頭火)

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by ryosai160 | 2008-08-05 22:23
2008年 08月 04日

2日 佐賀市富士町菖蒲地区 夏祭り

今年に入って、田植えに参加したりと、何かと縁のある佐賀市富士町菖蒲地区。
その、地区を挙げての夏祭りに、津軽三味線の大石氏と、彼が最近活動を共にしている、中野みち子さんという方と一緒に、お招きに預かった。
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中野さんは、青森のご出身で、縁あって最近福岡に来られたとのこと。幼い頃から民謡の修行をされている。福岡でも色んなメディアに出演されていて、僕の母も知っていた。
今年の津軽民謡全国大会で優勝されている。
数日前に、大石氏が珍しく興奮気味に電話してきて、「今、俺、凄い人とやっとるけん!」みたいな内容のことを聞かされてはいたが、ずっと福岡で腕を磨いてきた彼にとっては、本場の、しかもチャンピオンと共演できるというのは、願っても無い幸運というべきか。
その、おすそ分けに預かれる僕も幸運である。

今回が3人での初顔合わせだったが、3人で共演するということで、数日前から少し苦労して採譜した「津軽甚句(ドダレバチ)」もリハ一発目でパッと合わせられてホッとするものを感じ、同時に何か、波長の合うのを感じた。
そのまんま、リラックス気分で本番。山間の集落の澄み切った空気・・・・夏の夜に向かって、演奏してて気持ちよかった。
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それにしても、6歳のときから鍛えたという彼女のノドは、今回はちょっと調子が悪い・・・らしかったんだが凄かったな・・・声の張りが強烈かつ伸びやかで、自分の尺八の音色が上手く溶け合うのか、非常に不安であった。何時もの向こう見ずの尺八チンピラぶりを発揮して乗り切ったがww 彼女の人柄の良さにも助けられた。ステージでの最初の挨拶一つで、お客さんを惹きこむ力・・・・演奏力もさることながら、芸人さんの力量とはこういうものかと、非常に勉強になった。
ステージは大盛り上がりで、アンコール2曲。
最後に、彼女が優勝した曲「津軽よされ節」を大石氏と2人で演奏したのが、たまらなくグッと来た。
因縁浅からぬ付き合いの中で、彼等の人生の一筋・一滴(ひとしずく)を垣間見たようだった。


終わって、シシ肉と地元産のドブロクをイヤッというほど食らう。
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演奏前には、山菜の天麩羅とか竹の子の煮物とかを後悔無い様にww食らう。
幸せ満喫。

この無心の幸せがあるから、頑張れる。

お礼にと、富士町特産のトルコ桔梗の花束を頂く。
花の大好きな母は大喜び。
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by ryosai160 | 2008-08-04 20:52