萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2008年 07月 29日

27日 resonance at コマンタレブー(福岡・天神)

福岡天神の川っぷちのお洒落なカフェでNEU!のTシャツ着てライブに出演。
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daenn.名義で、様々な電子音楽系のイヴェントを主催しているヒラツカ君に呼ばれて、他の方たちはバリバリの電子音響系とか、丹野さんのようなオルタナティヴなギターとか、上田君の点描的なサックスとか、面子から言うと、昔、東京の「オフサイト」というところで繰り広げられていた、90年代的なポストモダンを通過した後の音響的な即興のイヴェント(何枚か記録的なCDも出ている)に近いノリだと思う。
その中に、僕の尺八っていうのが・・・・、呼ばれた趣旨が正直よく分からないが(スイマセン)、最近は、音響的なバンドに参加してたりするから、その絡みかもとか思いつつ、とりあえず「作戦」を練って、当日を迎える。

リハが終わって、腹が減っては何にも出来ないので、近くの横丁のラーメン屋に行く。
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Gさんひとりで淡々とやってる淡々とした味のラーメンである。
戻ったら、丁度開演間近だった。

先ずは、DUOの組み合わせで演奏が3セット。僕の出番は最後なので、他の人の演奏を、モカシューと珈琲を頂きつつ楽しんだり、夕闇の迫る川べりで聴いたり、そんな感じ。
シチュエイションが良い。天神でこんなに寛げるとはね。
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ヒラツカ君たちのドローンを中心にした演奏、テツロウ君たちのラップトップ。凄く新鮮だった。
演奏、という行為を解体して、その先の自然さ、と電子に浸れる世界が共にある。電子音を使いこなしてやろうという古臭い感性が感じられない。新しいな、と思う。
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僕は、indiviというCM音楽製作会社をされている松尾謙二郎さんたちのグループと共に演奏。音と映像のインタラクティヴな関係をライブで追及されているそうで、音に反応して映像が変化するのが面白かった。
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演奏は楽しかった。即興というと、何時もは力の入った感じのが多いが、電子音の中でそれに浸りながら尺八を吹けたのは気持ちよかった。それに、なんか、CANのようなサウンドで親近感があったし。
僕が演奏のときに大事にしている「親和力」をかなり発揮できたと思う。(初めてなのに、ずっと一緒にやってきているように演奏する。逆に、何時もやっている仲間との演奏は、何時も初めてのように・・・・が理想である。)
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(ご本人には確認してないが、後で調べたら、松尾さんは、石井聡吾の『水の中の8月』という映画の音楽もされているようだ。この映画は、僕が福岡に来ることになった大きな要因を占めるので、とてもビックリ!)

次は、ラップトップ組と楽器組に分かれての演奏。
僕たちは、丹野さんのギター、上田君のサックス、松尾さんのベース、僕の尺八、であった。
ECMのような牧歌的な演奏。に、なったようだ。

前日まで遊びまくってた&飲みまくってたので、かなりヘトヘト気味だったが、適度に脱力出来て、チルアウトな演奏になったかもww


ジョン・ケージ的な自然体の良いイヴェントであったと思う。ヒラツカくんの独特のチルアウトな存在感のなせる業だろう。出演者の皆さんのパフォーマンスもさりげなく素晴らしいものだった。呼んで呉れてどうもありがとうございました。

外では、上半身裸のオヤジが淵石に寝ていたが、イヴェントが終わる頃には、服をちゃんと着て寝ていたのが可笑しかった・・・・が、やはり、夜は冷え込むのか??


終わったあとは再び、横丁のスラージに食いに行く(というか、ここしか開いてなかった)。レバーの入ったナンが特に美味かった。このお店は目入が異常に多かった。
暑い夜にカレーを食って、談笑して、元気を出して帰宅。

by ryosai160 | 2008-07-29 22:02
2008年 07月 27日

26日 |Uniq"est|CD/ nine waves タワーレコード福岡店に入荷!

昨日26日が、CDの全国発売日ということで、先日挨拶に伺って入荷確実&感触の良かったタワーレコード福岡店に、メンバー集合して偵察に行く。・・・そんなことしてるヒマあったら、練習しろって??ww
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まあいいじゃないの。記念すべき日だ!!

で、CDはありました。1枚入荷していました。ちゃんと、棚も作ってくれていました。ただ、パッと読める人、なかなか居ないと思うけどww
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ジャケの裏。これでyo-suke recordも全国区だ!!ww
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ディスクユニオンの流通を通っているので、一般のJ-POPコーナーにありました。俺達が、J-POPアーティストとは・・・・苦笑。
これから、入荷枚数も増えて、試聴機にも入る予定です。
ちなみに、東京・札幌・仙台などのタワーレコード、それから東京のディスクユニオンなどにも入荷しているらしいです。その方面在住の方は、是非是非、買いに走ってください!!!ww

色んな人たちの助けもありましたが、基本的に、自分達の力で、ここまでできた。
ただただ、その嬉しさで一杯でした。

でも、これは、始まりにすぎません。
これからが楽しみです!!

by ryosai160 | 2008-07-27 14:31
2008年 07月 27日

週末の遊び

某日
3号倉庫の映画のイヴェント。ハッキリ言って映画は好みでなかったが、港そばのこの場所で、色んなアーティストと語らって食って飲んで、アトリエも見せてもらって話し込んで、とても楽しい時間だった。
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某日
ネイキッドカフェというところで、DJイヴェントがあるので行く。
良い場所だ。音が適度にドライ。
DJのセレクトした音楽が、ひっきりなしにかかる。無数の音の文脈を、思い思いに切り取って、提示する行為。それを、聴くともなしに聴いて、酒を飲んで語らって食って、みたいな。ダンサブルな音楽がかかると、セクシーな格好をしたお姉さんが踊ったり。それを見ているのも楽しい。
草木が思い思いに生えている工事現場の空き地のような空間がそこにある。
出前の海苔と納豆の入ったカレーが美味かった。
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DJの合間にライブもあって、シカゴ出身のティムさんと言う人の、ギター弾き語りが良かった。タッピングを駆使して、マイケル・ヘッジスのようなノリとブルースのマッタリ感、アイリッシュのパキパキ感が上手く混ざっていた。
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by ryosai160 | 2008-07-27 12:00
2008年 07月 21日

3連休中日

月を見過ぎた後は 影を相手に踊る
忘れたわけじゃない 夜明けに笛を吹く
(ハレルヤズ「ハレルヤ」)
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無調の海は、残酷に優しく、何時もそこにある。

暗い海に、僕はTさんのことを思った。腰まで水に浸かりながら。
思いが無くなってしまうまで、思っていたかったが、僕はこの世をまだまだ楽しみたい。
引き返す。

花火。
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皆で笑い合えるって、こんなに素敵なことかとしみじみ思う。
こんなに笑って無邪気に遊ぶのは、いつぶりか。

波は淡々とよせてはかえす。

by ryosai160 | 2008-07-21 02:00
2008年 07月 20日

3連休初日

ウチも氏子になっている近くの神社に行く。海に面している。
ささやかなお祈りをする。最後には神頼みということなんだろうか。
お社に向かって手を合わせると、すがすがしい気持ちになるのは事実。
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この神社からウチに海沿いに向かうと、「元寇防塁」の碑がある。
この戦いの時に、日本に上陸してそのまんま住み着いてしまったモンゴル兵も居るんじゃないかと、僕は思っている。僕もその子孫かも・・・・
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行列が何時も出来てて、なかなかあり付けない「安全食堂」のラーメンにあり付く事が出来たのがラッキーだった。
よく濾してあるスープが美味いし、惜しげなく掛けられた葱も新鮮。そして、麺がイイ。トッピングの紅しょうがも赤々してて、味が沁みる。食べ終わる頃に入れると、最後まで飽きが来ないので僕はこうしている。


来週、即興演奏系のイヴェントに出演するので、ノートに色々書きとめる。
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昔、舞踏の人とよく一緒にライブしていた時に、彼らがノートに、色んな言葉を書き付けているのを見て、僕も、イメージや具体的な方法、機材のセッティングなどをノートして、思考を深めるようになった。必要な論文のコピーも挟んである(杉本拓「沈黙の哲学について」・・・ネットで読めるので、是非読んで欲しい。僕はもう2年ぐらい折に触れて読んでいるが、まだ完全に理解できていない)。

今回は、こんな文章を書いた。

・・・エフェクターがフレーズの「肉付け」に陥らないように、「優しく解体」してあげたり、「ちょっと乱暴に否定」してあげたりする。
でもたまには、「歌を歌う」のもいいか。それとも、「ものみな歌で終わる」ようにするのか。
もうちょっと、場所と音の質量を実感しながら音を出して、それに対する「気配」をニンシキしてみよう。
虚無僧はそうしたハズだ。・・・

かなりスカスカの文章だが、書かないよりはマシ。
僕はもともと、思想系の人間なので、こうすると落ち着く。
そういや、「ものみな歌で終わる」って、昔愛読していた花田清輝の作品じゃなかったっけ。

まあでも・・・実際の演奏になると、「その人を見る」ことが肝心だが。頭の中の音を勝手に放出するような自己満足からは遠く離れて行きたいと思う。昔は僕もそんな感だったが。
進歩じゃなくて、どんどん「無」に近寄って行っている感覚。

by ryosai160 | 2008-07-20 00:46
2008年 07月 19日

糸島の風景

我が愛する土地の風景、と、ある流れの記憶。
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by ryosai160 | 2008-07-19 00:50
2008年 07月 13日

博多祇園山笠:追いヤマ馴らし~集団ヤマ見せ

今年は、週末にこの2つの行事が重なったのと、ちょうど、ライブなど予定が無かったので、見に行くことが出来た。本当に嬉しい。
街をヤマが駆け抜ける、その博多ならではの感じがたまらなく好きだ。
一旦ヤマを担いだら、もう降ろせない。
ライブと一緒だ。
心ときめく。
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by ryosai160 | 2008-07-13 22:10
2008年 07月 12日

11日 |Uniq"est| live at 四次元

この日は四次元のイヴェントに招かれて出演。
様々な、しかし、個性的な面子揃い。
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個人的には、「雅だよ雅」のルックスと演奏にヤラれそうになった・・・・が、そうも言ってられない。イヴェントはこれだからイヤなんだよね~~自信なくなるから・・・なんて嘘です(笑)

今回は、トリであった。

1曲目は、即興的なテイストの、タペストリー的な新曲。
前半で、何時も使っているairFXの、プリセット音源のみを使った演奏を試みる。
後半で、インド音楽的な奏法を試みる。
試みが試みに終わらないように、あの人の心に届いてくれるように祈りつつ演奏する。
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2曲目は、drawing waves
しょっぱなは想いを込めて吹く。
そして、途中から気合を込めて、ぶっ飛ばす。ちかっぱ吹きまくる。
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3曲目は、material
何時もの俺たち、ここにあり。
それだけの奇蹟です。
無心に演奏する。
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今回は、本当に、心から心に伝うる花、という言葉どおりのライブになったと思う。
メンバー皆で燃えまくった。特別な時間と空間だった。
そう実感できるライブなんて、滅多にない。

そこに咲いている、美しく純真な花を、枯らせたくない。
せっかく灯している光を、消したくないのだ。

by ryosai160 | 2008-07-12 23:59
2008年 07月 12日

11日 旅に出るなら 夜の飛行機~下田逸郎ライブ

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下田逸郎さんのライブは、かねてから見たかったのだが、ハードスケジュールを調整して(いやホント)、見に行った。
場所は、赤坂のカンティーナという、今年で33年になるお店。
お客さんギュウギュウ。年季の入った下田ファンも一杯。
立ち見になった。
それでも、下田さんが良く見える場所になったので、よかった。

人ごみを掻き分けて下田さん登場。
「早く飲みたいので、一時間でおわります」ってなMCで始まって、ライブ。
曲は新旧取り混ぜて、完全な生音で、ギターの弦の擦れた音や、声のちょっとした陰影までもが、親しく感じ取れる。
そして、下田さんって、日本のジョアン・ジルベルトだと思った。存在感がちょっとエキセントリックで、旅中心の生活のマイペースがわがままとかではなく、板についていて、弾き語りの人に良くあるわざとらしさが全く無くて、でも、歌は、知らない曲でもなんかいつか聴いたことのあるような懐かしさに満ちている。
声がとにかく、好きだ。
当然、代表曲の「セクシィ」も。自筆の楽譜を、カンティーナのママさんにプレゼントされていた。
そして、歌う。その、暖かい感じが、本当に素敵で、ただ才能がある、とかではなくて、とにかく、暖かい感じ、それがかけがえのないものだった。

「僕たちは、一晩一晩を死んでいるんですよね」

僕も含めて、平凡な人々の、ごく普通の日常生活の中に、色んな陰影がある。不安定な想い、でもそこにちゃんと在る想い。それを上手く汲み取ってくれる詞。
童謡のような、しかし、シュールな詞。
僕のような無粋な人間でも、下田さんの描く女心は素直に共感できる。
1時間の間に、これだけ世界を展開できるなんて、魔法のようだ。

何よりも、そこにある音、人とある音、を目一杯感じられたのが、心のオアシスだ。

ありがとう、下田さん。また、聴きに行きます。
握手してくださって、お話してくださって、夢のようです。

by ryosai160 | 2008-07-12 23:58
2008年 07月 07日

ILIOS 火のnoise

SOAPのイヴェントは、実は、ILIOSなるギリシャ出身のアーティストの九州ツアーなのだった。
彼は、全国を廻っているみたいで、九州は中洲のテトラとSOAPの2箇所。
テトラのライブを見に行ったベースのシラベ君から話は聞いててたが、実際に接してみると、僕には、「火」のイメージが思い浮かぶ音だった。(機材は、オシレーターという機械と、パソコンを主に使用していたようだ)
火が興って燃えて、バチバチと燃え上がって、くすぶって墨のように静かに燃えて・・・・・上手くいえないが、彼の世界(の原初)に対するイメージ、自然に対する中心的なイメージは、「火」なのではないかと思う。それがギリシャ的なのかは分からない。が、そこに、僕は、「風」を中心とする自分(そしてそれは、思い切って言えば東洋的なものだと思う)のイメージとの決定的な違いを見た。そして、それは新鮮な発見だった。
それと、やっぱり、クセナキス的な禁欲的にノイズを制御する、というストイックな姿勢を感じた。世界と宇宙のアナロジーを音と映像で表現する。だから、所謂クラシックの曲を聴いている感覚だった。
TELOSと名づけられたその「作品」は、最初は星座を思わせる抽象的なものであるが、最後は衝撃的な映像で幕を閉じる。
その、断絶感に、全て=TELOSがあった。

非常に素晴らしいライブだった。
帰り際のILIOS氏に、Very Special!と思わず言った。
シングルCDを購入。
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by ryosai160 | 2008-07-07 23:59