萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2008年 04月 30日

釜山一人旅6~アンニョンイ ケセヨ!

29日夜
トンドサからバスでノポドンのバスターミナルに戻り、メシを食いたくなったので、地下鉄の釜山大学駅で降りて、「たかし&春名」というカレー屋さんへ。
ここはネットで見たのだが、福岡出身の恩地さんという方が脱サラして奥さんの故郷の釜山でカレー屋を始めて5年と言うお店。
絶対行ってみたかったし、4日も韓国に居るとそろそろ日本食が恋しくなってきたというのもある。 (カレーもいまや立派な日本食である)
恩地さんと色々お話したりしつつ、カツカレー大盛りを食う。トンカツは韓国風のシッカリ・カリッとした感じであるが、カレーは日本で食べるカレーである。いや~~ホッとしますナ・・・・
初対面なのに、一寸とある事について相談されてしまったりしつつ、今日は温泉に入ろうと思ってたので、こないだ行った虚心庁への行き方を尋ねる(お店から歩いて行ける距離と言うのは調査済w)と、そこは実は「沸かし」で、本物の温泉は近くのノクチョン温泉であるとのこと。そこに行くことにした。
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虚心庁と違って、地元の人ご用達の雰囲気の温泉であった。日本語は一切通じない。でも、店員の人は親切だった。
奥の部屋でアカスリをしているのがチラッと見えた。
良い湯であった。

その後は、ハングルキーボードとか本とか色々買い物をしたりして、ユックリ過ごしている。
夜は、釜山シネマ前の「18番ワンタン」。
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ここ、出汁が効いてるし、ワンタンも麺も美味い。
おまけに、付きだしのカクテキが超美味かった。ナイスなお店だ。
最後の夜に、良い思い出が出来た。
その後、PIFF公園近くの屋台で買ったホットッもマシッタ!!
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30日
朝、シンチャントーストに行く。
スペシャルと豆乳を食う。
「また来ます」と、日本語の少し出来るおじさんに行って去る。 一寸未練が・・・・
たかがトースト、されどトースト。
何時も店先で一生懸命トーストを作っているおじさんを見て、感じ入るものがあった。
トーストでお店が30年続いているのが凄い。
そして、接客が非常に丁寧である。コッチが恐縮するぐらいに。
5日のウチ、3回行ったが、もっと行きたかったナ・・・・
そりゃ、イサックトーストとかの方が美味いとかナントカ、言う意見もあるが、そういうお気楽グルメはどうでもいい。
僕は、自分がプレイヤーの立場でもあるので、結果だけを高飛車に評価しようとする態度には腹が立つし、そういう物言いをするヤツは信用しない。
釜山にまた行ったときは、真っ先に行こうと思っている。 人肌を感じるお店であった。

そして、昼に、「素花房(ソファバン)」という韓国茶のカフェにも行った。
ココは本当に素晴らしい。
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街中なのに東洋の静寂が感じられる空間で、漢方茶を飲む。
器も素晴らしい。
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ここも、また来よう。
日本語の上手なご主人に「とても良いお店ですね、今から日本に帰りますが、釜山に来たらまた来ます」と言ったら、わざわざドアまで見送ってくださった。
そして、「アンニョンイ カセヨ」と。
僕は、「アンニョンイ ケセヨ」と言って去る。


夕方前に、ビートルに乗船。
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釜山よ、アンニョンイ ケセヨ!!

by ryosai160 | 2008-04-30 23:59
2008年 04月 29日

釜山一人旅5~梁山・通度寺

釜山の隣・梁山市にある通度寺(トンドサ)へ行く。
ノポドンのバスターミナルから、バスで20分ぐらい。
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トンドサは韓国3大寺院の一つだそうで、門前町はさながら開発途中のリゾート地であり、ホテルやお店が乱立。近くには遊園地まである。結構、俗悪な門前町であるww
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しかし、山門から入って、川の傍のゆるやかな山道をユックリ歩きながら本堂に向かうそこは、自然に恵まれた心洗われる場所であった。
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川のせせらぎと鳥の声が心地良い。
良く晴れているので、川面がキラキラして、木の葉の緑が眩しい。
途中で休憩しつつ、1キロの道を歩く。
一寸したハイキングである。

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お寺の中では、修行中のお坊さんが沢山歩いていた。

by ryosai160 | 2008-04-29 23:59
2008年 04月 28日

釜山一人旅4~慶州・仏国寺

で、バスに乗って仏国寺に。
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そして、当然、石窟庵にも。
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17年ぶりに来た・・・・
(やって来ましたよ、天国のM先生。学生のころ、学科の単位欲しさに厭々来た韓国巡検フィールドワークの中で、この仏国寺は忘れられないものとなってて、また何時か訪れたいなと思ってたんです。やっと、叶いました。)

とても良い風に吹かれる。

by ryosai160 | 2008-04-28 23:58
2008年 04月 28日

釜山一人旅3~東海南部線にて慶州へ

昨夜買い置きした「パリ・バケット」(韓国で全国展開しているパン&ケーキ屋。美味いです。珈琲もちゃんとブラックです)のパンと黒豆牛乳で朝食。
ナンポドンから釜田洞(プジョンドン)へ地下鉄。
出勤途中のサラリーマンたちと乗り合わせるが、日本のようにギュウギュウではない。電車がデカイせいか・・・15分ぐらいで到着。
プジョンドンからKorail(韓国鉄道公社)のプジョン駅に歩く。5分ぐらい。
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釜山駅は、現在はKTX発着駅として特化されちゃったので、慶州方面行きの東海南部線(日本の在来線)は全てプジョン駅発着となった。これも調べていないと・・・ヤバかった(汗)。
そこで、昨日釜山駅の案内所で下調べした(日本語が出来る係員がいると言うとあるネットガイドの記事は嘘で、結局英語でヤリトリ)のと自分で調べた知識を併せて、慶州行きのチケットを購入。あらかじめハングルで目的地など書いてた紙を見せたので、何事無く購入できた。
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セマウル号とムグンファ号がある。セマウルの方が速くて高いが、慶州では10分ぐらいしか差が無いので、ムグンファにする。6500ウォン。9:10発。座席指定である。所要時間2時間。
ワーーーーイ、やったやった。 夢に見た、韓国の田舎列車一人旅。ホントにやってみたかったんだ。
で、車窓から海を眺めたり、田舎を眺めたり、ウルサンの凄い工業地帯を眺めたり。まるで、70年代韓国映画の主人公になったように・・・違うか(笑
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家があって、街があって、村があって、工場があって、道路があって、畑があって、そこに、人の生活がある。
あほらしいほど平凡な感慨である。
平凡な僕は、駅で買った全粒粉クッキーと甘~いコリアン・カプチーノを食いつつ、そんなことしか思わない。
風景は続く。


極平凡に、慶州駅に到着。
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早速、タクシーの運ちゃんにカモられる。
仏国寺とか色々案内して4時間で60000ウォン・・・・そんなカネ、ねーよ!!
慶州のバスは全部下調べしているので、問題なし。番号と値段が分かればOK。
仏国寺行きのバスに乗る前に、駅前の街をトコトコ歩く。田舎町。日差しが強くて、空気が乾燥している。旅をしている、という感情がグッと強まる。良い感じだ。
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サムバブで昼食。
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20皿ぐらいの様々なおかずを、飯と一緒に葉っぱとか昆布で巻いて食う手巻き寿司のノリの慶州名物なんだけど・・・・流石にキツかったwwしかし、本当に美味しかったし、季節の山の野菜が腹いっぱい食べれたので、言うことなし。そろそろ野菜が恋しくなってたので。
しかし、これは、2人で来ないとツライですナ・・・・気の合う人とワイワイ言いながら食べたいものだ。
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満足して、バス停までトコトコ「菜の花団地」の横を通りつつ居並ぶお店を眺めていると・・・・韓国の伝統楽器の笛・テグムが並べてあるお店発見。これは、テグムケースもあるはずだ。このテグムケースが、尺八にピッタリなので、僕は愛用しているのだが、そろそろ新しいのを欲しくなってきた矢先である。お店に入って言って見ると、僕の要望にピッタリの、レザー製のケースがあった。20000ウォン。即、購入。
ルンルンルンと、春の異国の古都を歩く。

これは、とある事情でグッと来た光景。勿論、慶州の街にて。
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これを見て、何かを感じないかッ??!!
流石、ナム・ジュン・パイクの国だ!!

by ryosai160 | 2008-04-28 23:57
2008年 04月 27日

釜山一人旅2

釜山は坂の多い街である。長崎を思い出す。
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朝、釜山駅近くに両替に行ってそのまんま、海雲台(へウンデ)ビーチに。
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人は多かったが、百道の海水浴場の50倍はあろうかという海岸線。十分に、海の風景に浸れた。
これが今回の旅行の目的だったので、満足。

Andrew Chalkや|uniq"est|のdrawing wavesをiPodで聴きつつ、波の音を併せて聴く。
静かに沸き起こる喜びと共に、一つの悟りを得ることが出来た。

アートは「時間」とは関係が無い。

言って見れば簡単なことも、得心するのは至難の業。
でも、それが出来た気がする。
僕は、こういう精神的な「開き」に喜びを覚えるタイプである。
それと同時に、慾もバリバリなんだがwww


市立美術館へ。
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ナム・ジュン・パイクの作品にヤラれた。2点あったがどっちとも凄かった
彼の故郷のせいか、日本で見るのより、作品に気合が入っているような気がしたが・・・・
とにかく、「時空を超える」という彼のポリシーに合点がいった。
それと共に、製作風景が目に見えるようであった。
きっと、助手の人たちと愉しみながら、ひとつひとつ、作っていったのだろうと思う。
一見奇をてらっているが、凄く手が込んでいて、正気で冷静な作品だと言うことが分かる。

朝から全然食ってないので、夕方、ナンポドンの「済州家」に行く。
ウニのスープ、こいつが素晴らしい。
食っても食っても減らない、ウニとわかめの醸し出す磯の香り。
風邪引きかけだったのが嘘のように引っ込んだ。
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その後は、またもやシンチャントーストに行って豆乳に舌鼓。
昨日のCD屋で、シン・ジュン・ヒョン・ラストコンサートのDVDを購入。

明日は、慶州に行くので、少し早めに宿に戻る。 TVを見ながら慶州旅行の計画。
TVはチャンネルが沢山有って、それぞれ同じ番組ばっかり流しているので、見やすい。
仏教専門のチャンネルが特に面白い。

by ryosai160 | 2008-04-27 23:59
2008年 04月 26日

釜山一人旅1

朝早いビートルにて博多港を出発。
波が荒くて、船酔いしそうになりつつも、昼前に、ナントカ釜山に到着。
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地下鉄で移動して、南浦洞(ナンポドン)の宿「三原荘」にチェックインしました。
1泊3200円、ご主人は一寸関西風味の達者な日本語を話されます。
部屋は綺麗です。
LANが引いてあるので、日本と変わらずにネットが出来ます。
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いい天気ですが、風が強い・・・・

地下鉄で「ハナロカード」買おうと思ってウロウロしてたら、日本語案内員の名札を付けたお爺さんに呼び止められて、購入のお手伝いをしていただきました。
別れ際にお礼を言ったら、「どうぞお大事に」と返されました。
いい感じです。

宿に荷物を置いて出かける。
釜山名物ミルミョンと、これまた名物のシンチャントーストを立て続けに食し、智慧舟(チヘソン)なる韓国茶のお店でナツメ茶を頼む・・・と、サービスで、中国茶と人参ウーロン茶が付いてきた。しかも急須ごと。お腹タプタプ。でも韓国人のもてなし心に感服でした。
シンチャントースト、確かにトースト(日本で言うホットサンドである)自体マシッソヨであったが、ついでに頼んだ豆乳(トースト横の黄色い器)にヤラれました。殆ど豆腐をすりつぶしたような濃い豆乳が温めてあって、一寸甘くて、しかも、ちいさいトック(餅)が一杯入っている・・・これだけでも食事になります。二つ併せて日本円で330円位。
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龍頭山公園で週末にやってるノリマダンというイヴェントに行ってきました。人一杯。
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サムルノリをやっていました。
正直、感動して涙が出た・・・・大らかで力強い音が晴れた空に放たれていく・・・・来て良かったナ、と心から思いました。
最後は、客の爺さん婆さん入り乱れてのダンシング大会に。その模様はシッカリ動画に・・・・w

夜は、温泉に行く。
その名も温泉場という地下鉄の駅を降りて、虚心庁(ホシンチョン)という巨大スパに。
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いや広いの何のって・・・・流石に写真は撮れませんでしたがww
泉質はアッサリした感じで、入り易かった。チェリー湯とか塩湯とか、色々有ったが、半身浴のコーナーはテーブルが湯船の中にしつらえてあって、お茶を飲んだり本なんか読みつつユックリ入れるようになっていた。これはいいアイデアですナ・・・・

で、その後、ナンポドンに戻り。
非常にトホホな晩飯であったが、それは割愛。信じた俺が馬鹿だった・・・

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その後、憂さ晴らしに適当に入ったCD屋で、前から咽喉から手の出るほど欲しかった欲しかった「黒茎」という、キム・デファン先生が梅津さんや山下洋輔などと共演しているCDを、店を出る間際に見つけ出してGET。あああ、晩飯なんかどうでもイイや!!これでプラマイプラスwww

by ryosai160 | 2008-04-26 23:59
2008年 04月 22日

昨夜は「カフェ楽屋」に行った。

もう、これで、最後なんだなと思う・・・まもなく閉店するので。

しかし昨夜も、ここの雰囲気は、やっぱり、何時もの「生活の中に、あるいは隣に音楽がある」、という相変わらずのさり気なくて充実した感じだった。
そんな中で、いわつさんと金之助さんのDUO、とんち松浦さんの入った3人のステージを愉しむ。

ココの珈琲はほんとに美味しいが、これで飲み収めである。

このお店では、色んな価値あるライブを見たり、僕自身、色んなことをやらせてもらった。自分で始めて結成したバンドとか、完全なソロ、とか。
「音楽」というのと、「人間」というのが結びつき始めて「音だけではない音楽」に自分なりに足を踏み入れ始めた30代の僕の尺八吹き人生の要所要所に、このお店の存在があった。
今年で僕の30代も終わるけれども、正直言って、一つの灯が消えたような気がしている。
僕自身のココでのラストライブ、は、去年11月のウパシクマとのステージだった。
その時の感じも含めて、このお店の感じ、スポットの感じ、スピーカーの感じ、ドアを開けたときの感じ、あの人の演奏の最初の一音を息を呑んで聴いたときの感じ・・・・全て忘れない。

ありがとうございました。

by ryosai160 | 2008-04-22 22:49
2008年 04月 20日

MOMOCHIの春

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by ryosai160 | 2008-04-20 17:36
2008年 04月 17日

15日 Kapital Band 1, Los Glissandinos , NoiD 九州ツアーを見に行く

中州のニューコンボで、シェーンさん主催の、radianのドラムの人とかが出演するイヴェントに行く。音響系、というヤツか。

2番目の、ラップトップとクラリネットのDUO、 Los Glissandinos に至極魅力を感じた。方法論を突き詰めた果てにイメージの世界が見えてくる、といった感じで、共感した。そのイメージは上手く言えないが北欧的な静謐さを感じた。pansonicの音を思い出した。持続音が変化して生成していくその様を観察するような演奏に好感が持てた。

その他、生ビールが美味かった。もう、汗を掻く季節になったんやな・・・

俺も、その内、ラップトップ使う様になるんかな・・・・
どこまで、生活のテクノロジーは進むのか?

by ryosai160 | 2008-04-17 21:15
2008年 04月 17日

13日 Spiritual Unity vol.2 にソロで出演(中洲Riverside)

地元の歓楽街、中洲のRiversideというジャズの老舗ライブハウスで、ソロを。
マスター主催のSpiritual Unity というイヴェントに出演。
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僕で2回目とのことで、内容はお任せだったので、即決でソロにした。誰かと一緒に演奏することは、その時点では頭に無かったので。それに、お店には大変申し訳ないが、ソロだったらお客さんも少ないので(僕の場合)、僕にはピッタリだろうというハラも有った(人が多いの苦手なので・・・あ、言っちゃったww)。

果たして、お客さんは少なかった。
しかし、話にはよく聞くが今まで全く経験の無い「お客さんゼロ」では無く、貴重な体験を逃した・・・・ww
などと言っているが、お忙しい中を来て頂いた方々、無名の胡散臭い尺八吹きを招いて下さったマスターには、感謝の言葉しかない。お客さんとして来られた新聞記者の方に取材を申し込まれたりして、ただただ恐縮(今時点では種種の事情で個人的には取材はお断りしているので、丁度来月にライブのバンド|uniq"est|の取材にしていただいた)。
そして、後で色々感想を頂いたHさん、ありがとう。あなたの言葉が心に沁みました。

誰の目も気にせずに、制約も無く、自分の好きな曲を好きなだけ吹けて、それだけで気持ち良かった。僕は、やっぱり、尺八にリバーヴとディレイと種種のオクターヴァーとワウを掛けて、尺八と電子と自己の三つ巴から生まれるイメージに身を浸すのが好きだ。そのイメージが、思っても見ないものであればあるほど、幸せだ。あるいは、マイクも無い素の状態で、場と交歓しながら吹くのが好きだ。そして、自分が長年親しんできた曲を、自分流に吹くのが好きだ。
いつもどおりの選曲(オリジナル・バッハ・ジャズ・虚鐸の曲・歌謡曲など)に加えて、最後に、「ピッソゲヨイン(雨の中の女)」という韓国の古い歌謡曲で締めくくる。
この歌の歌詞のように、僕の音楽も、雨の中、黄色いレインコートを着た忘れられない女性の面影を頼りにやっているようなものだ。
確かなものは何も無い。

とにかく、今回のライブは、ナンかしっくり来た。
ちょっとツアー回れるかも、と積極的思考と言うか勘違い?も。観客動員数は・・・抜きにしてwww
昔、一時期、取り組んでて、その内色々とバンドとかやるようになって中断したが、また、取り組もうと思っている。前は、ループマシン使って、音をリッチにする方向性であったけれども、今は、消えてゆく音を辿りたいので、使っていない。音を何時までも残す気は無い。

もう、20年近くも尺八を吹いているが、音の謎はますます深まり、「無」への憧れも募る一方。
でも、後ろ向きな気持ちは、微塵も無い。
構築とか実績、では無く、爽やかにぶっ壊れていくための道筋を付けて行きたい。

by ryosai160 | 2008-04-17 20:07