萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2007年 07月 29日

会話

昨日は下関COMに行った。ナオさんという人が5月にオープンした、下関駅そばのワシントンホテルの向かい側にある、オレンジ色の庇が目印のカフェ。
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本当に久しぶりの笑顔。

美味しいカレーとか食べつつ、色々と話す。

彼女はRAMSTEDというバンドとか、後にはソロで活動していたオルタナロックとかパンク系の人・・・だと僕は認識しているが、その表現の核に「暖かい孤独感」というのが感じられて、ずいぶんとライブを見に行ったものである。
バンドのほうはもう辞めた後だったので、ソロしか見たことが無いが、エレキギターの弾き語りと、足元に並べた種種のエフェクターで、「一人の極限」に向かっているような妥協の無い姿勢に感銘を受けた。
僕も色々あってソロに取り組む段になった時、彼女のスタイルが自然と思い浮かんで、内容は全く違うが、やはり足元にエフェクターを並べるスタイルに意識的にシフトしたのは確かである。

彼女はある時期からライブを余りしなくなり、方や僕は、出演するライブの質も回数も、昔よりもアップした。
しかし、話していると、やっぱり「表現の核」というのをシッカリつかんでいる実感では、とても敵わないと言う気がした。

同い年ということもあって、もう若くない自分たちの身、ということで、若い人のことが色々と気になるのは確か。

彼女は色々とやりたいことがあって、それを語ってくれた。
情熱のあふれる素敵なアイデア。

が、僕は返答に困る。

やりたいことは、もう、やってるし、それは現在進行形だからだ。
僕には、「予定」された未来への「夢」は無い。
そして、ぼくのやりたいことは、呼吸をしているままに音を出す、ってことだけ。
言葉にすると非常につまらない気がする。深遠でもなんでもない、ただの面倒くさがり、という気もする。
でも、それが、本当に様々で時には苦しかった演奏の機会を潜り抜けて、色々と障碍もあった実生活の行動原理をも結びつけた、僕の今現在の中心思想である。
「虚無」=こむ、ということに限りなく魅力を覚えるのである。

帰りの電車は関門トンネルの長くて暗い闇の中。
闇の向こうに光があると思うか、闇を闇として実感することに徹するか。
そんなことを思っていた。

考え方は違うけど、彼女には浮ついたヘンな楽天性が無く、言葉も、実感にあふれていた。体験からの言葉、って、元気になれる。他人がどうこう言った、ではなく、私はシッカリとこの眼で見た、の世界。それは、深い。時には痛いけど、その痛さはあとで、薬に変わる。そんな気がする。

話せて、とても良かった。

by ryosai160 | 2007-07-29 23:59
2007年 07月 28日

戸畑祇園山笠

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by ryosai160 | 2007-07-28 23:21
2007年 07月 21日

浜崎祇園山笠

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by ryosai160 | 2007-07-21 23:25
2007年 07月 19日

金徳洙(キム・ドクス)サムルノリ公演

20年ぶりに、「神」のステージへ。
北九州芸術劇場中劇場にて、金徳洙(キム・ドクス)サムルノリを堪能してきました。

サムルノリという韓国の打楽器アンサンブルのスタイルを作り出した中心人物。その、本当にオリジナルのサムルノリに10代の終わり・・・すなわち1980年代の終わりごろ・・・に出逢ったことが、僕の人生に大きな影響を及ぼしている。
民族楽器・そして民族音楽、というモノが僕にグッと迫ってきたことそのものが、今、僕が尺八を吹いていることそのものにダイレクトにつながっている。

ともあれ、満席のホールの中、ドキドキしながら開演を迎える。

客席の後ろから、メンバー全員で練り歩きつつ登場。生音が響く。

最初に、世界平和を願うクッがあり、ステージにしつらえられた祭壇に祈りをささげる人々の中に、昔、「土偶」というバンドで一緒だった在日コリアン(確か)3世・ゆみぢゃの姿があった。

金徳洙(キム・ドクス)・・・・やっぱり、「神」だ。
チャングのソロ・・一人でここまで出来るのか、という衝撃。手が5本ぐらいあるのではなかろうか・・・・
しかも、音色が何とも深みのある「玄」の色。ただ激しいだけではなくて、極上のキムチを口に入れた時のような、辛味とコクが同時に味わえる、といった風情。
しかし、昔は、さまざまなジャンルのミュージシャン相手に世界を駆け巡って「狂気の天才」という雰囲気を匂わせていた彼も、芸道50周年を迎えて、大家の風格と共に、何処か人のいい小父さんという感じもあって、8人の弟子と共に、若さと余裕を失わない熱演でした。
あっという間に2時間たって、アンコールがあったんだが、短すぎ!!

金徳洙先生は、今年の「福岡アジア文化賞」受賞されるそうだ。축하합니다!!

by ryosai160 | 2007-07-19 23:14
2007年 07月 16日

Chicago Club Night #17

2ヶ月ぶりに、|uniq"est|でライブしてきた。

最近は、天神界隈でのライブに集中しているので、リハ前の練習はおなじみのゴンスタジオ。
対バンが強力なので、特に気合が入る・・・・気がする。いつもの感じで終了。
会場が至近距離の「音楽室」なので、移動が楽。

季節外れの台風が迫っているので、人通りも少ない。
お客さんの入りが不安である・・・・

リハは、非常にぎこちなく終了(笑)。台風が迫っているからか、ハウリングの嵐も。
僕たちは機材が多いので、PAの人は困ることだろう。
しかし、本番では何とかなるだろう。

メシを中華屋で食いつつ、今後のことなど。
レコーディングに集中するため、秋までのライブはすべてお断り、という方針になった。
その他、いろいろ。お約束の?しょうもない話も(笑)。
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イヴェントは15分押しで始まる。
この日のためにヤフオクで落とした,偉大なるNEU!のTシャツを着る。願わくば、その霊が演奏の間だけでも僕に乗り移らんことを・・・・・
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本番は、ハウリングも無く、纏まった感じで集中力が途切れることなく、ちかっぱ演奏に没頭。
山笠で沸き立つこの博多で、祭りに色を添えることができたかと(笑)。
新曲のジャズ風の曲も、練習の時よりヒラメキがあった。
マテリアルがちょっと、音程バラバラでまあ、アフリカ的(意味不明)であったが・・・・今後の課題、コンゴトロニクス。
中華屋で食った量の多いスーラー坦麺がハラにきて、演奏途中でウッときてやばかったのも、反省。

しょっぱな出番なので、後はユックリ飲みつつ、見る。蒸し暑いのでビールがうまい。


「テストパターン」というバンドをしている岡山の村岡さんは、かなりザックリした比喩で申し訳ないが、「蝉」の岡崎さんを「陰」とすれば、「陽」といった感じの、対照的な雰囲気を持つギターであった。この二人でバトル?をやれば、非常に面白いのではないかと演奏を見ながら感じた。
キーボードの林さんとの相性もバッチリで、「音響を通過したフュージョン」という印象だった。個人的には、80年代フュージョンを通過しているので、懐かしい感じ。そういう音楽を自分よりかなり年下の人がやっているのも不思議であるが。世代は関係ないのかも。 本人にはそういう意識無いかもしれないし・・・・

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同じく岡山の女性二人組・話題の「手水(ちょうず)」は、ライブで実際に体験すると、ヨリ静謐感が伝わってくる。
福岡の女性バンドで、こういう感じは出ないと思う。それは良い悪いの話ではなくて。玄界灘を見て育つのと瀬戸内海を見て育つのでは、感性も当然違うであろう・・・・という、こちらも荒い比喩ですが。
広島に「風早(かざはや)」という場所があって、そこに行ったことがあるのだが、そのときのことをふと思い起こした。海の水面の輝きが穏やかで、光の粒もちょっとくすんでいる。

二ール☆UMAは、暑苦しいまでに、九州を感じるバンド。
今は福岡はあらゆるところで祭りの最中で、ここでも、そんな街の体温を感じることが出来た。

そして、倉地さんは、もう僕の理解不可能な世界を悠々とさまよっていらっしゃる(笑)。いや、ホントに?マーク一杯なんよ、聴きながら。それを聴かせるもの、にしているのは勿論アーティストとしての力量だが。
しかし、アンコールで「8ミリ監督」を歌われて、僕はこの曲が倉地さんを見た最初の曲だったので、非常に懐かしかった。
もう10年以上もたつのか・・・・当時住んでいた広島を出て、東京に出ようかとか迷っていたときに、福岡に帰ってくることにしたのも、倉地さんの存在が大きかった。

それにしても、先週の大阪ブリッジでの、おおたか&巻上&倉地&千野秀一のセッションって、なんか濃い過ぎ!って思ってて、倉地さんに話を聞いたら、やっぱり、濃ゆかった(笑)。
「魁龍」食って、「大砲」食って、「大龍」食って、「元祖長浜屋」食って・・・・てな感じですネ、って倉地さんに言ったら大笑いになった。


台風は福岡からは逸れたようだけど、なんか心配なので、打ち上げは割愛して帰宅。

夜中の道を駅から傘差して歩いてて、途中で物凄い強風が吹いて傘が壊れてしまった。
しかし、片田舎の海のそばの道を一人でテクテク歩くと、天神での事がまた別の世界のように思えてくる。

夜露に濡れた葉っぱが輝いているのを見る。
細かい雨の中を歩く。
僕は人にいえるような主張を持つ人間ではないが、静かな喜びが沸いてくる。

by ryosai160 | 2007-07-16 00:18
2007年 07月 10日

広島紀行

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by ryosai160 | 2007-07-10 10:33
2007年 07月 09日

Earth Peace Hiroshima-Nagasaki 

というイヴェントに出演してきた。
07.07.07というぞろ目の日に。
僕は一寸したぞろ目マニアなので、非常に興奮するものを感じる・・・・(笑)

それはともかく、このイヴェントは、Live Earthという世界的なイヴェント(検索したらいくらでもヒットすると思うので詳細は書かない)に呼応して、広島の平和資料館理事長のスティーブン・リーバー氏が立案された、広島ならではのイヴェントである。
20代の殆どを広島で過ごした、そして、この地で尺八を始めた僕にとっては、このイヴェントに出演ということに、特に感慨深いものがある。
しかし、僕以上に、僕を誘ってくださったウパシクマのリーダー、広島出身の佐伯さんにとっては、意義深いイヴェントであろうかと推察するし、その思いは深かろうと思う。

考えてみれば、佐伯さんとはお互いの地元で共演したことが殆ど無い。
こないだは北京、その前は奈良と伊勢。
やっと、広島で、しかも、佐伯さんのお店OTIS!から至近距離の平和資料館で・・・・・
なんか、いろいろと感慨深い(笑)。

しかも、資料館の理事長のリーバー氏は、2年前にNYの反核イヴェントに佐伯さんやおおたか静流さんたちと共に出演したときに、大変お世話になった、アトランタの平和運動家・スティーブンその人なのだ!!これにはホントにびっくり。
彼の仁義を知る日本人に通じる「心」は、NYから帰っても印象深かったが、こんな形で再会とは。彼は理事長として上手くいくと思うし、そう願う。

とまあ、いろいろありつつ、しかし、僕はウパシクマのゲストとして参加なので、台無しにしないように、ちかっぱ演奏させてもらう、このことに集中する。

会場の平和資料館メモリアルホールは、非常に立派なもので、PAは佐伯さんお気に入りの方が専属でついておられるので、全く心配ない。
リハも滞りなく終了。

滞りがあるとしたら、前日からバタバタしてて風呂に入ってないので、カラダがキモい、ということぐらいか・・・(苦笑)
出演までかなり時間があるので、ちょっと抜け出して、勝手知ったる学生時代に通っていた銭湯に路面電車に乗って出かける。懐かしさの中にカラダを擦り、さっぱりして、本番に臨む。

平和大橋を渡って、印象的な風景に出逢う。
夕陽の後の残光が美しい。
こういうのを「オウマ ガ トキ」というのか。
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会場に戻ると、長崎のロックバンド「たつまき」が演奏最中。
凄くフレッシュなロック。
若い、と言う感じ。

お客さんの入りもまずまず。
熱心に聴き入っている、といった感じ。
雰囲気は悪くない。

そして、広島を代表する箏奏者、榊先生のソロ。
時々、ケーナの石丸さんが入る。
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このお二人は、僕が尺八修行中の学生時代によくステージを拝見していた。
そして、榊先生の九州ソロツアーで、昔やっていたバンド「土偶」と共演させていただいたのが7年ぐらい前。
昔よりも音に厚みとスピードがあって、曲の解釈も解釈を超えた、先生の肉体から発せられる音そのものと言う感じがした。師匠である偉大な沢井忠夫を本当の意味で継承されている、と言って良いと思う。
「翼にのって」には、涙した。
ひたむきさ、ということを思う。

そして、ウパシクマと僕。
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といっても、ゲストである気は更々無い。
僕もウパシクマと言う生命体の一部である。
その中で、音と共に生きることが僕の「仕事」。

4曲演奏。
佐伯さんは曲ごとに楽器を持ち替え。
1曲目はウードで「ムワーシャ」。
この曲は、NYライブの折に、セントラルパークで、おおたかさんを交えて、みんなで一緒に練習した。
10拍子という慣れない拍子なので、それを咀嚼するだけで難儀で、さすがにその時にはライブではできなかったけれども、いつかやれると良いね・・・・とカフェで話した記憶がある。
それから2年・・・・・こうやって、ライブで自然に演奏できるようになった。

2曲目はギターで「カイカイアシトゥ」。文句無く、心から好きな曲。神も人も平等であった太古に思いをはせて。
テープエコーとトレモロで、透明な大きな湖の水面の風をイメージする。オクターヴァーで森の中の不思議な感じをイメージする(笑)。

3曲目は三線で「平和に生きる権利」。これも、心の歌。
割と淡々とやるつもりが・・・・途中から、ものすごくグワワワ~~~ッとドライブして、パンクロックというか遠藤ミチロウというか・・・のようになった。ウパシクマでここまでキたのは初めてだと思う。やばかった。客席もグワ~~となっていたと思う。居森さんの歌が特に、艶やかで力強かった。この声だけでも、「言いたいこと」は120パーセント伝わった、と思う。

4曲目は3人で口琴のトリオ。それぞれ違う国のもので、形も音色も音程も違う。
まあ、インプロなんだが、途中でThinking like a mountain を佐伯さんが歌いだした。
これも大きく言ってインプロであろうかとおもう。
とにかく刺激的だった。

ステージは楽しく終了。

その後、出演者全員でセッション。イマジンと「たつまき」のオリジナル。

イヴェントはいい感じのまんま終了した。

by ryosai160 | 2007-07-09 23:19