萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2007年 06月 27日

Chicago Club Night #16 atデガダンデラックス

北九州のドグラマグラという、結成してもう10何年にもなる、熟練バンドとの共演。

このイヴェントは、ちょっと色々あったのだけど、それはココではもう書くまい。

メンバーの方々と美味い蕎麦を食べに行って、イケる焼酎をグイグイ飲む。
楽しい話になるが、ライブでココをこうしようとか、どうしようとか、ライブ前のメシにありがちな「音楽的な」会話は一切無し。
こうやって会話すること自体が、既にライブであり、そこから楽器を持ってステージで会話することが、所謂ライブである、って事の様な気がする。

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大概酔っ払ってたので、細かいことは覚えていないが。
主催者は僕が入ることで、アヴァンギャルド色を期待した見たいだから、期待に応えて、ラップトップ用のノートパソコンまで用意したものの、本番で配線ミスしたのか、不発。
この日のために、ネタを厳選したのに・・・・まーいいや。

PAはホンマにひどかった。
バイオリンの音が途中で異様にでかくなって。ウワってなって。
なんか、明らかに卓の操作をミスってるんだが。バランスがメチャクチャ。
ヘンな高周波がキ======ン!とキタ!って思ったらもう、急性の難聴になってて、鼓膜が浮いたようになってしまい、周りの音が認識できなくなっていた。聴こえない、のである。これホンマ。
普通のフレーズを丹念に紡ぐ様なプレイはこの状況ではできないなと判断、ジャンク系の感性で演奏するように切り替える。ノイズ系の人でチェーン振り回したりライブ中に炊飯器で鳥ナベしたりする感じをイメージして、とにかくシッチャカメッチャカというか、オルタナ精神を心がける。出音なんかケンチャナヨ。
そうすると、エネルギーのポイントが割りと保たれたまま、最後までいける。
禍転じて自己中心となす。

シメは綺麗な曲なんで、ここでフレーズを作って「泣かせる」わけね。
「皇帝」はいい曲で、演奏しながら、加藤崇之さんの優しさに泣いた。プレイヤーが泣いてどうするちゅうの!!

でもほんと、こういう状況でも、ドグラとの演奏は最高である。
エネルギーの純度が高い、というのか、迷い無く演奏できる。
その懐の中で僕がジタバタした感もかなりあったような気がするが・・・・・

谷本さんも終わったあと、「たのしかったネ」と。
そう、楽しければ、それでいいよ。

打ち上げでもオルタナ精神発揮しまくる。
ここでは書かないが(笑)。

by ryosai160 | 2007-06-27 21:12
2007年 06月 24日

北九州紀行

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by ryosai160 | 2007-06-24 15:04
2007年 06月 24日

「こまったか」

16日の土曜日、梅津和時さん率いる「こまっちゃクレズマー」と、我等が歌姫おおたか静流さんのジョイントライブに行く。
3月に奈良でおおたかさんとご一緒させていただいた時に、夏に九州でやるから、と聞いていて楽しみにしていたので、待ってました!という感じである。
メンバーは超豪華。なかでも、チューバの関島さんはファンだし、ドラムの新井田さんはRCサクセションやヒカシューでプレイされてたので、いやがおうにも期待は高まる。

九州各所をツアー、であるが、僕は小倉にした。
会場のスミックスは、僕も何度か出演している馴染みのハコ。
規模の大きいライブや演劇にもマルチに使える、なかなか有難い場所である。

会場はすでにお祭な感じ。
焼酎やピザの販売されているブースも設けられ、いい感じにライブを聴ける態勢になっている。
まずは、特製バッチを購入。
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おおたかさんの追っかけ・関西のこまっちゃんさんにお会いする。

定刻に演奏が始まる。
意表をついて、梅津さんの「無法松の一生」のアカペラが。
良い咽喉だ・・・・
MCも抜群に面白く、人の心を捉えてしまう。
なんだか、昔昔、RCで見たときよりも、若々しくなっておられる気がした。
演奏も、トラディショナルなジャズへの愛情が見えつつも、新しい音への意欲が迸る名演。
クラリネットの演奏に、ジョージ・ルイスやピーナッツ・ハッコーの翳を見たのは僕だけか?

最初はバンドだけの演奏である。
人数は中規模であるが、サウンドはフルオーケストラぐらいのレンジがある。
各人の腕前・アレンジの妙が合わさって、さすがとしか言いようのない迫力。
いや~~来て良かった!!
やっぱり、手練のプロのステージを見て聴いて、得るものは沢山あるな・・・・と改めて思う。
今は、楽にいろいろな音源が手軽にメディアで聴ける時代になったが、それでも、ライブには敵わない。
「今ここで」鳴らされている音の手ごたえ。

これがあるから、ライブジャンキーという人たちが存在するのであろう。
というか、会場には、博多と関西の大物ライブジャンキー、シカクラRyu.K総裁とこまっちゃんが居るのだが。すごいよこれ。客席も濃ゆい(笑)。
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クレズマー(注)のみならず、いろんな音楽が演奏されたが一貫しているのは、「エンターテイメント」。
難しくはない。簡単でもないが。
結構アバンギャルドな音もパフォーマンスも、親しみやすいアレンジの中でシッカリ定着している。
エンターテイメント、っていうと、難しいな(笑)。
まあ、楽しさ満載!!ということで。
客席はもちろん、盛り上がりっぱなし。
最前列には、謎の目玉親父が居るし・・・・(笑)
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途中から、おおたかさん登場。
ご登場の時に、なぜかドキドキしてしまった。
衣装は相変わらず、ブットンデイル。
この方の場合、そのブットビ方が板についていて自然なのが、また凄い。
MCで仰ってたが、多分、本当に人間ではないのだろう・・・・

声は、言うまでもなく。

Asian Wingsの時とは違った、西洋風の歌唱、というのかクラシックっぽかった。
それでも、当然おおたかさんの声であった。
途中でゴスペル風の曲があって、ソウルが半端ではなく伝わってきた。
スピリチュアルで最高でした。

「砂漠の中に湧き出でる決して枯れる事の無いオアシスの水のような声」とでもいうのか・・・・声の粒子一つ一つが無限に輝いているような、そんな声。

最後はハワイアンの曲。
いつの間にか、主催者の一人taniseさんが、ステージの前でハワイアンを踊っていたのにはウケた。

終了後、シカクラRyu.K総裁とこまっちゃんと、おおたかさんの「出待ち」をする。
特製のツアーてぬぐいを頂いた。非常にラッキー!
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三人で、小倉名物の屋台おでんを食べて歓談する。開放的な雰囲気が、また、労働者の街らしくてイイ。
こういう、ファンとしての時間のすごし方、も最近はトンとご無沙汰なので、フレッシュでよかった。


(注)クレズマーというのは、主にNYのユダヤ系の人たちの間で発展した、パーティーミュージック。
ジャズに似た楽器編成だが、中近東風の旋律がジャズと違うところである。
今は無きNYのタワーレコードには、クレズマーのコーナーがシッカリあって、沢山のCDがあった。
ただ、若いユダヤ系の人の話では、「年寄りの音楽」らしい。日本で言う演歌みたいな扱いか。

by ryosai160 | 2007-06-24 14:44
2007年 06月 10日

高柳昌行『侵蝕』をめぐるノート

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よく、「即興のつもりでもひとつの『型』になってしまう」という声を聞く。

即興は最初からひとつの型である。その型を音符と言う時間の断面で決めるか、空間の定式化で決めるか。
その違いに過ぎないと思う。
集団投射、漸次投射。空間をどう、音で侵食するか。
その定式化であって、そこには最初から「自由」はない。

でも定式化しないと、無用の権力で音の序列が決まり、硬直した「力」が空間に蔓延する。

全ての楽器が対等に関わる空間。
その「芽」を感じる。


高柳昌行は「構造」に凄く敏感な音楽家だったんだと思う。魅力的な空間ということに意識的で、それが凡様な形式に甘んじている「大衆」に受け入れられなかった・・・その点で、彼の「敗北」はとても大きな意義があると考える。

by ryosai160 | 2007-06-10 12:41
2007年 06月 04日

音で絵を描く

昨日は|uniq"est|の練習が高砂のアイギャングであった。
新曲2曲を制作&練習。
相変わらず流行らないスナックのようなアヤシイ照明のスタジオの中で、休みもなく曲を捻り出す作業。不思議と集中、波長が乱れない。暗室に篭ってネガを焼く作業のようなものか。適度な暗さが集中力を増すようだ。

皆で空中のキャンバスに絵を描くような感覚。もう、即興とか曲という「音楽的」な気持ちが殆どない。少なくとも僕は。
映像のhideくんが新メンバーとして加わり、さらにこの「絵画的思考」は加速するだろう。


今朝はアルバム用のMIXのデータがメールで届いていた。
以前貰ったデータとはまた違った、ところどころ意表を突くイイ感じの色彩になっている。
僕の「色」は墨絵のように変わらないが。これから出来ることは、「にじみ」と「ぼかし」を生かすこと。

音楽をすることが限りなく絵を描くことに近づいてきている。

この感慨と、一回コッキリのライブ空間を身体を張って生きることが上手くフィードバックしつつある。


そう簡単に、身体がきついからとか言ってライブが止めれる訳ではない。
身体を超えた場所に夢を見れるようになって来ているのに。

by ryosai160 | 2007-06-04 23:59
2007年 06月 02日

カフェ「吾木香」(われもこう)

こないだのAZAMIさんのコンサートで共演させていただいた筑前琵琶奏者・寺田蝶美さんの日記にこのカフェのことが載ってて。
マスターご夫妻が裏方さんとして色々ご尽力されていたこととか、AZAMIさんがお気に入りだとか思い出したりして、行ってみることにした。

小笹のNTTの鉄塔のたもとにあり、眺めの良い場所にある。
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入ると、これまたコンサートで采配を振るっておられたmasaさんがカウンターに。ビックリ。ちょうどマスターご夫妻と僕の話をされていたそうで。いろいろと話が弾む。

珈琲とグリーンカレー美味しかったです。 珈琲には「楓」とネーミングされていたのが粋。

途中で自宅でお花屋さんをされているという美しい女性が入ってきた。紫陽花に匂いがあるという話をされてて、僕はそういうことを感じたことがなかったので、新鮮であった。

もう6月。


*「吾木香」(われもこう)は木・金・土曜日の12~18:00のみの営業です。ご注意。

by ryosai160 | 2007-06-02 23:59