萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2007年 04月 21日

目に青葉

島原城にて。

タップリと新緑の葉の中を心行くまで散策。緑が眩しいと心が揺らめく。ちょっと暑くなってきて、解放的な空気の匂いが立ち込める中で独り無心になれる。
島原の木々の緑は、また格別。お城の裏の道を歩く。
海風が吹くと、無数の葉が揺れて同じ緑なのに違う緑になる。緑の中に無数の緑の陰影がある。それを感じるだけで無常に楽しい。

言葉では難しい。写真を気付けば、30枚ぐらい撮っていた。
でも、写真でも勿論伝えきれないが・・・・とりあえず。
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タゴールの詩に、葉っぱが揺れるときの心の揺らめきと宇宙を歌ったのがあったような気がする。
そんなことを思い出す。

by ryosai160 | 2007-04-21 23:31
2007年 04月 21日

山本精一ソロワンマンを見る

ボアダムスや羅針盤やROVOで活躍されているギタリストの山本精一さんが、今、九州をソロでツアー中。
せっかくなので、小旅行をかねて長崎は諫早の「ニュートラルプラス」という知らない場所で、ユックリ堪能したいと思い、昨日の夕方JR長崎本線に飛び乗る。
博多駅で買った焼きたてパンを頬張りながら一時間半で諫早に到着。そこで「島原鉄道」に乗り換えて、「本(ほん)諫早」駅で降りる。地図を片手に歩くも、街灯が皆無に近いので暗くて不安になる・・・・
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しかし、会場には難なくたどり着く。
ネットで見てある程度予想はしていたが思ったよりもお洒落な空間。家具なども売っているようだ。
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ライブスペースに入場。デトロイトテクノみたいなテイストのアヤシイ音楽がひっきりなしに流れている。これまたズット流れている映像が面白い。
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ステージも床が木張りで適度に広くていい感じ。セッティングされたエフェクターやアンプ2台と黒いギターが静かに中央に位置する。チラと見た限りでは、極普通の市販されているエフェクターばっかりで、特別凝っている訳でもなさそう。ギターはよく分からないが・・・・でかいサンプラーが傍らにある。ということは、今日は打ち込みっぽい感じでやるのか・・・
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わくわくしながらウォッカのロックをチビチビやりつつ、ソファーに座って、山本さんの登場を待つ。

待つこと1時間、予定開始時刻より遅れること40分。
山本精一登場。

ちょっとMCをして、演奏開始。
ディレーを多用したミニマル的なフレーズから、コードなしのワンノートで延々とハードロック風のフレーズを弾き捲くるシーンに移り、最後に、サンプラーでトリップホップ風の8ビートを流しつつ、ひたすらリフ(ブルースのようなニューウェイヴのような訳分からん感じw)という、山本さんにしてはちょっと普通かな、という演奏が最初に20分ぐらいあった。でも、入念な構成の中に狂気が光る感じがいかにも山本さんらしかった。
マナーの悪い客に注意を促すMCから2部がスタート。いきなりアブストラクトなサンプラーのトラックから、アナーキーなギターサウンドが炸裂!!で、ずっと20分ぐらいアナーキーでした、としかいいようのない演奏。
計算された狂気・・・というのか。他に言葉が見つからない。
緻密にして奔放。

もう、つまらないとか面白いとか新しいとか巧いとかナントカ・・・・そういう次元は超えている。
ライブがライブとして成り立つのはこういうことか!とリアルに感じた。

「山本精一」が、目一杯鳴っていた。

演奏が終わったら、サッと舞台裏に去り、それっきり出てこず。
ハッと気が付くと、ナンか、夢を見させられたような・・・・・

本当に素晴らしかった。
じゃないな、

わざわざ行って良かった!!!!
世界をまたにかけて活躍している人の、「その場のその時の音」を余さずに聴いた。
それだけでイイ。


そして、自分の音を、もっと聴いてもっと好きになって、それに従おう・・・・という考えが自然と浮かんだ。
人を小奇麗な思考で洗脳するのではなく、自分の在り様を見つめてそこから出発して人と共有する。
そんなことも考えた。
宿に帰っても興奮して色々考えて寝付けなかった。ローソンで買った泡盛を飲む。ベッドの上で好きなだけ延々と音について考えた。ささやかだが幸せな時間だった。

by ryosai160 | 2007-04-21 22:53
2007年 04月 18日

何処から来たのか

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by ryosai160 | 2007-04-18 21:48
2007年 04月 17日

|uniq"est|今年最初のライブ

を、4・15に天神のgrafという割と新しいライブハウスで行なった。
まあ、天神はライブハウスに限らずお店の入れ替わりが激しくて、2~3年前によく出演していた「ハコ」は、殆ど姿を消すか経営者が変わって別の「ハコ」になってたり、という感じ。grafもご多分に漏れず、以前はO/Dというクラブだった。福岡市内に住んでいるに関わらず僕は天神でライブすることは本当に少ないので、そんなに詳しくは無いが、天神にたまに行くと「無常」を感じてしまう・・・・それだけ活気があるということなのか?

ともあれ、この日は、一日の大半を天神で過ごす。

リハ前の練習を行きつけの親不孝ゴンスタジオで。ここは場所もいいし、気配りが行き届いているので気持ちよく練習できる。
今回はヒデキ君の映像とのジョイントなので、一緒に。MACで元の映像をREALTIMEで加工するというライブ向けの手法で、ひとつのイメージからサイバーにそしてサイケにイマジネイションとカラーが無限に引き出されてくるような感じにとても刺激される。と同時に、ドラムのYang君発案の、バスドラをトリガーにして映像に乱れというバグを加えるというコンセプチュアルなアイデアも「練習」。凄くいい感じだ!!
みんなの音も気合が入っているし、イヴェント出演ということで練りに練った曲構成も万全。
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懸念も一応払拭して、grafに移動。
今回はTIMEMARKETという、天神で10年ぐらい前から、よしえさんという女性が主催しているイヴェントの103回目にトリで出演、と相成った。
メインは小倉のドグラマグラ。「呆けすとら」の中核メンバーで構成されている、もう15年ぐらいやってる超熟練バンドである。僕もコレまでたびたび共演させてもらっているし、リーダーの谷本さんとは、福岡に来て一番長い付き合いとなっている。
その力量を知っているだけに、ドグラの後にわれわれか・・・・と、不安になる。自信はあるが、身の程は知っているつもりである(苦笑)。

今回の出演バンドは、「ねじ式」を除いて、付き合いのあるバンドばっかりでリハの時からアットホームである。イヴェントにつき物の孤独感は感じずに済んだ(笑)。

リハが終わって、みんなで「獏」に移動。
飯を食いつつ、色々話をする。

その後僕は、せっかくだし、近くの「ゆの華」で一風呂浴びる。ここは海水温泉で、よく温もるのがいい。足揉み機も折角なので・・・・
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サッパリしてgrafに戻る。

イヴェントは長丁場なので、気になるバンドを見たり、知り合いと話したり、酒を飲んだりして、思い思いに過ごす。音楽を含めて「楽しむ場」なんだ。イヴェントが最近では増えて、こういう感じも珍しくなくなったが、僕はもともとクラシックの人のようにホール中心の演奏活動をしてたので、イヴェントに出始めた頃はこういう雰囲気に馴染めなかったが、今では随分我侭にイヴェントを楽しめるようになった。尺八を始めた頃は、マサカこういう場所で演奏するなんて思いもしなかったし・・・・・長くやってると色々と面白いこともあるもんだな。
ともあれ、二日酔いで酒は飲めないので(苦笑)、最近知り合いになったBASSのAVANさんと話し込む。幅広い考えと感性の持ち主。近々共演予定なので楽しみである。

バンドは、「呆けすとら」でもご一緒しているし2月のテトラのイヴェントでお世話になった、バスクラとソプラノのみゅうさんの新バンドProgression、そしてドグラを中心に聴く。
Progressionはみゅうさんと、ギターのナオヤ君とドラムのクワミズ君のトリオ。一言で言えばフリージャズ、である。高柳昌行とか阿部薫とか、「あの感じ」が濃厚にある。僕が熱烈に愛していた音。そして、みゅうさん達にとっては「今の音」。凄く良かった。「忘れられた音」に対する愛を強く感じた。
ドグラはジャンベのアジさんを加えて、ものすごくドライブ感があった。それにしても、その場その場で「色」を即興的に出しつつグルーヴも強烈という、バンドとして望むべき状態。お客さんとのコミュニケイションもバッチリで、満足感があった。

さて、そうこうしている内に出番になった。
予定より一時間押し。

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これまでになく、密度の濃いライブだったと思う。
|uniq"est|としての「求めていた事」は発揮出来て、かつ、演奏しつつビックリするほど熱かった。ideon君、調君、yang君の音が、コレほどまでにキた事は無い、正直言って。一体感をひしひしと感じて、このメンバーだからこそ出来るグルーヴ・実験・アンサンブル、いろんなことを「ひとつのもの」としてエナジーに変えていく。自分の音が聴こえるんやろか?と思うほどの。
実際、materialの出だしで音が聴こえなくなるという機材トラブルはあったのだが・・・・・・
手ごたえは感じたね、しかし。ヒデキ君の映像は最早、第5のメンバーといっていいほど、僕達の「音風景」に溶け込んでいた。
終わって、不安は完全に吹っ飛んでいた。

久々のライブは、本当に楽しかった。次の予定は無い。
レコーディングに又戻るが、それもまた、楽し。

(以下、後日談)

終了後は、帰宅の終電の関係もあり、トラブルで凹んでいた事もあり、いろんな方への挨拶もそこそこにそそくさと退場してしまった。
そして、ものすごく背中が痛かった。帰宅してすぐ布団に入ったが殆ど睡眠できず。

昨日の日中も痛くてタマランかったので、夕方、ネットで見つけた姪浜の整骨院にGO!
柔道整骨で、治療は一寸痛かったが、痛みの原因も解明し、治療が終了したことには背中は元に戻っていた。 原因は「姿勢のゆがみ」であった・・・・確かにライブ中は片足で立ってたりして、そりゃ、ずっとやってりゃゆがむわな・・・・

考えてみれば、うずめのころから体にがたが来ていたのだが、そのまんま突っ走って、ここまで来ちゃった、って感じ。
反省。


ライブのビデオを編集しながら、Materialを見ると悔しさが・・・
ホントに音、出てない。僕は演奏はしているが聴こえていない。
機材のせいとか他人のせいには出来ない、油断してた俺が悪いのだ。
それもあって、帰宅後は寝付けなかったのだ・・・背中と心の痛みが。

対策は考えたので、それを次のライブから実行するのみ。
くよくよするのは止そう!

by ryosai160 | 2007-04-17 22:25
2007年 04月 15日

受賞パーティー

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スリーピングレイチェルの『バーバーライノ』の「ひろしま映像展」グランプリ受賞パーティーに行ってきた。場所は薬院のTACKというカフェ。去年10月にこの映画の上映イヴェント「スリピ食堂」に尺八ソロで出演してから半年振り。 そのときに初めて見たのだが、「ナンか凄いな・・・」と感じたのを今でも覚えている。

自己紹介で、広島は映像関係のレヴェルが高いので、そういう土地でグランプリというのは快挙です、という旨の挨拶をする。

『バーバーライノ』の音楽を担当されたギターのターボーさんと初めてお会いする・・・・といっても、彼も僕も幻一郎というオッサンのバックを別個にやってたんで共通の話題はすぐ持てたwwかなり熟練のミュージシャンのようで、山崎まさよしがライブを見に来てたとか。それと、竹内力と友達らしい・・・メッチャ羨ましすぎる!!今度なんか一緒に出来たらいいねということで、名刺と僕の演奏DVDをお渡しする。こういう「営業」はするつもりがなかったのだが、「営業セット」はちゃんと持参してる抜け目の無い俺ww

2次会は「赫赫(かくかく)」というお店。
高崎監督や、九産大の映画研究会のOBの方々とお話しする。
いや~~終電まで居ましたよ・・・・

純粋にモノを作る。周りでそれを暖かく時にはシビアに支える。
そういう人間関係が出来ている場に居るのは凄く楽しい。
やりたいからやる、それだけなんで気持ちがいい。

僕は前作の『カズエドラゴン』の音を担当した・・・というか提供した。来月セル用DVDになる。特典が色々あるらしいので期待している。

考えてみれば、僕が関わるようになったのは、『カズエドラゴン』の博多百年蔵でのイヴェントに急遽代打で出演、となったからだった。
偶然か必然か・・・・
必然、だと思う。
声を掛けてくれた小貫君、どうもありがとう。

by ryosai160 | 2007-04-15 23:30
2007年 04月 08日

Asiaの音楽

「題名の無い音楽会」を見る。
常磐津という歌舞伎の伴奏音楽が発展した江戸時代からの音楽とオケのコラボ、という内容で、ロックの曲を共演というのは、まあ和洋折衷楽として昔からあるので特段珍しくも無いが・・・

ここで書きたいのは、歌のパートの人が歌を歌っている間も、笛の人は殆どズット笛を吹き続けていた事が印象に残ったということ。
間奏でちょこっと吹く、とかいうのではなく、とにかくズット吹いている。オブリガードという気の利いた感じではなく、いや、気が効いているのだがw、能管なんか明らかに歌と音程が違うが、それでも歌と共に、歌とは違う旋律を吹いている。 アフリカ音楽やジャズでよくあるコールアンドレスポンスというのでもなく。

先日のAsian Wingsで、ライブ中、気が付くと、僕はおおたかさんや居森さんの歌のときにズット吹いていた。特に民謡系の曲は。
もともと地唄の尺八を勉強していたので、歌と共に吹くのは当たり前に思っていたが、なんかうるさいかな・・・ともフト思ったが。
でも、自分に自然なことをやろうと思ってそのまんま。

スンダの民謡も、韓国の宮廷楽も、そうなんよな。
勿論日本の伝統音楽も。
TVを見ながら納得がいった。

幾ら音が電気化しても、体に染み付いた音楽のやり方、は変わらない。

by ryosai160 | 2007-04-08 20:41
2007年 04月 07日

RECORDING

今日は|Uniq"est|の恒例の月初レコーディングで、今泉のHEACONに。
ここのところライブ続きだったので、ご無沙汰だったメンバーと再会。自然と会話してスタジオに入る。
何時もどおりポイントを絞って2曲を集中的に録音。1曲につき4テイクは録る。
最初は仕方ないが、どうしてもノリが平板になる。しかしテイクを重ねていくと、「生きている音」が見えて顕れてくる。この瞬間が楽しいし、それを記録していずれは世に出せる、という前提で作業をしているので張り合いがある。それに、僕以外のメンバーは機材に強いので、演奏だけではなく編集作業も外注ではなく自前で出来るので、純粋なイメージが固めやすい。
今日は、先月末に色々と関わったライブで得た教訓を生かすべく注意しつつ演奏。かつ、愛用のエフェクターairFXのフィルターのような音を発見、コレは充分使えるので早速使用。

編集しやすいのと、イイ音で録音という目的で尺八とドラムをセパレートで録ってたが、今回で一応終了。後はオーバーダブや修正といった作業になる。 具体的にはメンバーの原作君・YANG君の領域になる。

これから細部を詰めていくという感じであるが、演奏自体はだいぶ立体感が出てきたように思う。
この立体感は後からの編集では出てこない部分である。
そして、一週間後にライブを控えている。このまんまイっても大丈夫だろう。
早くライブで音を出したい気持ちで一杯だ。

お疲れ様の意味もかねて、行きつけの「わっぱ食堂」で飯を食らう。


以下は、単なる感慨。

音楽を自己顕示欲とか売名に使おうとする人も居るが、まあ、ツマランことである。そういうの他の手段でやるほうが効果があるだろうしww
共に居ていい刺激を受ける・・・・そんな「現場」にズット居たい。その為には色々と努力工夫、とかそういうことが、要るんだろうか??才能とか必要なんだろうか??
怠け者の俺にはよく分からない。

とりあえず。
俺には出会いの才能があるんや
と信じることにする。

by ryosai160 | 2007-04-07 23:59