萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2006年 10月 31日

「日陽はしづかに醗酵し…」

という、ソクーロフ監督の作品をパヴェリアにて見てきた。本日限りの上映とのこと。
以前、広島で宮岡秀行さんというソクーロフの助監督をされていた映像作家のイヴェントで見たことがあった。ストーリーはよく分からなかったが、様々なモノクロの映像の「色」と中央アジアの砂漠の中にある街の風景が忘れられない印象となって胸に残った。またぜひ見たい・・・と思って10年。
今度は、スクリーンの中に自ら存在したい衝動に何度も駆られた。

ストーリーのコマとして使われる役者/人物。
そんなせっかちで他力本願なものじゃなく、自己の実存の時間を、不分明の運命の中で生きる。大げさではなく。そういう人間しか登場しない。そういう人間は、今日も世界の到る所で呼吸をしている。つまり、世界を感じることがそのまま出来る映画。
だから、ストーリーが分からないのは、イイことなんだ。

そんな映画、滅多に無いよね?

by ryosai160 | 2006-10-31 22:26
2006年 10月 30日

音と共に在る

昨日の昼はコヤブボード・デモ演奏を見にロックイン博多へ。

コヤブボードとは、小藪良隆さんの開発された究極の弦楽器とでもいうべき楽器。
全てタッピングで演奏する。チャップマンスティックなど先行楽器はあれど、それらを凌駕すると評判である。
こういう凄い方と知り合い、というのは自慢である。

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13年ぶりにお会いする小藪さんの演奏は凄かったな。
以前お会いしたときに使っておられた自作のコヤブボードの原型から楽器自体が進化しているのは勿論のこと・・・・・淀みない精神から手を伝わって清冽な音が発せられる、という感じで、聴き入ってしまう。
短くない歳月に、音楽のスタイルは変化しているけれども、遠くを見る眼・宇宙人のようなオーラは変わっていない。超久しぶり、という気持ちはまったくなかったな。 時空を超えたのかな(笑)。
求める音のために楽器を開発・・・・そして世に問う、というすばらしい姿勢に改めて打たれた。

コヤブボードは売れたらしい。いや~よかったよかった!!商売だから、当然売れないと困るだろうナ・・・と思ってたから。

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夜は|uniq"est|のレコーディング。赤坂某所にて。
福岡の若き変態ミュージシャンどもとの、かけがえのないひと時だwww
「砂丘」という曲のベーシックを録音。
ideon君のアンビエント・ベース(じゃね~よな最早ww)に、僕の重ねドリした尺八がブヒョ~~と鳴りまくる、という布陣。「連管」という尺八の古典で使われる技法を使ってみる。なんとなくだが。
録音した音を原作君がその場でパソコンで編集。
自分の演奏、というものが音声ファイルというブツになって、画面上で自在に変換される。「自分の」は要らん要素になり、アウトプットとして出てきた音の場、そこにただただ「イイ感じの音」がたち現れればOKなんだ。認識の変化。
より無人称に近づくと、今まで見えてこなかった世界が見えてくるだろう、という、日野啓三の小説の世界をふと思い出す。活字だけでは分からなかった事が音とともに今分かる。

という感じのトラックに、諸岡君がこれから重ねる(はずの)テレビノイズが、「砂丘の質感」を呼び込んでくれるだろう。

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12/17(日)、西区のカフェアリワでの、重松壮一郎さんとのライブが決まった。詳細は後ほど。決まって嬉しい。

by ryosai160 | 2006-10-30 22:49
2006年 10月 28日

鹿家(SHIKAKA)にて

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「尾崎放哉句集」と「メメント・モリ」(藤原新也)の2冊を携えて。

by ryosai160 | 2006-10-28 20:31
2006年 10月 27日

韓国・飲み物特集

もう、ひと月になるのか・・・・

韓国で飲んだ思い出の(笑)ドリンクの数々をまとめてみました。
食べ物の特集はよく有るけど飲み物はアンマリ無いので・・・
コチラ

by ryosai160 | 2006-10-27 23:31
2006年 10月 27日

「太陽」

さて、時間が取れたので、ソクーロフ監督の「太陽」について書こうと思ったが・・・・書くことが無い(爆)

「穏やかな生活」「セカンド・サークル」あたりで追求している「日常とドラマ性」についてまた別の視点から光を当てた作品だろうなと思うんだが。

僕にとっては、ソクーロフ作品は体験すべきもの、体験して忘却すべきもの、語らざるべきもの、であるかも知れない。

10年ぐらい昔、渋谷のユーロスペースで見た「精神(こころ)の声」では、悲劇はドラマになりうる「ある連続性」を帯びたものだったが、この作品では、痛くても一瞬で済む「刺さるもの」として在る。禅における「喝」のような。

ディテールにやたらこだわるのも、「作法」なのか。

それと同時に・・・・・僕は昭和の最後を思春期の頃に過ごした人間として昭和ヒロヒト天皇には独特の思い入れがあるので、色々な思いが胸中を過ぎったのも事実。

ISSEY OGATA 凄かったです。

by ryosai160 | 2006-10-27 21:33
2006年 10月 26日

今流行のYoutubeに僕の演奏風景が

あります。
こないだ17日の「ハイコレ」の時の1曲目の「フュージョロニア」というジャズ風の曲です。
良かったら見てみてくださいませ。こちら

by ryosai160 | 2006-10-26 22:44
2006年 10月 23日

月桃

沖縄の植物なのでナカナカ伸びないようだけど、それでも青々と育っている姿を見ると、何か心洗われるものがある。
夏に愛用していたかりゆしシャツに、これが織り込まれていた。

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by ryosai160 | 2006-10-23 20:34
2006年 10月 22日

昨日の事

豊前市民会館:福岡アンサンブルアジア

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文化祭のオープニング、ということで朝早い演奏だったが、お客さんは結構多かった。
少人数のアンサンブルで、僕以外は名手ぞろいなのでそれぞれの楽器の音が味わえるプログラムになってたんだと思う。中国琴の江舟さんと胡弓の趙栄春さんはともに中国の音楽コンクールで数々の賞を貰っている実力派。聴き応えのあるすばらしい演奏。(しかし、50代前後の中国大陸で育った中国人の御多分に漏れず、文化大革命で下放されたりして大変な目に合われたらしい。お話を聞いていて音楽家としての気骨を痛感した)
僕は楽器紹介で「枯葉」を吹く。キーボードの植原さんがジャズピアニストなので上手くハマる。アドリブもあんまりマニアックにならぬように気をつける。
笛の藤舎先生のオリジナル・大好きなサザンのTSUNAMIなど、イイ感じの曲で吹きつつ「仕事」ということを忘れてメロディに浸ったりした楽しい一時間だった。


薬院TACK:スリピ食堂


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夜は場所を福岡市内に移動して、スリーピングレイチェルという映像作家・高崎さんを中心にした団体のイヴェントに出演。
2年ぐらい前に博多百年蔵で同趣旨のイヴェントがあったが、それよりももっとリラックスした感じ。しかし、中身は濃い。
ケカリーノ・ケカリーナのキャリア十分の充実した楽しい芝居、高崎さんの新作旧作の映画2本(これも素晴らしい)に挟まれて、僕は尺八ソロ。
あえてノーマイク完全生音。
いろいろ考えたが、これでよかったんだと思う。
何も考えずに20分、ひたすら吹きまくる。
会場の響きにも助けられて、何とか終えることができた。
真剣に聴いて下さった方々、呼んでくださった方々に感謝。
何時も「尺八のソロなんかどうせ受けないんではないか・・・」とどこかに消極的な気分があったが、それは杞憂であった。「何時までも聴いていたかった」ととある女性に言われて、嬉しいが恥ずかしかった。
打ち上げも楽しく、本質的な話ができたので有意義だった。(おかげで終電に乗り遅れ、始発を待つ身と相成った・・・・)
表現に真摯に取り組んでいる人々に接して、僕もこれまで以上に精進したい。
会場のTACKは女性3人でやっているカフェで、北欧のシンプルな家具でまとめた落ち着く空間。料理にも色々ちょっとした工夫があって美味しかった。

by ryosai160 | 2006-10-22 04:17
2006年 10月 21日

豊前にて

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昨晩はリハ&飲み会、そのままホテルに泊。朝の散歩を中国琴の江舟先生として、名物の菓子を買う。これから市民会館で文化祭オープニングの演奏です。中国琴、胡弓、笛、ピアノ、私という編成。譜面仕事は久々、頑張って行きますヾ(^▽^)ノ

by ryosai160 | 2006-10-21 09:14
2006年 10月 18日

17日 ハイコレ75 at vooDoolounge

昨日のレッドクレイヨラの打ち上げが親不孝の「笑笑」で午後3時まであって、そのまんまシカゴクラブ総裁宅に行き、4時間ぐらいしか寝れなかったので眠い眠い・・・・・
でも、打ち上げでは久々にサックスの城戸君と話し込んだりして楽しかったが。
総裁が「この打ち上げの場にジョン・マッケンタイア(レッドクレイヨラにドラムスとして参加)が居るのには違和感がある・・・苦笑」と言ってたのには、いたく同感。憧れのバンド・トータスのみならすいわゆる「シカゴ音響派」の頭脳ともいえる彼が、目の前でツキダシ食ってるのは、俺も違和感あり(笑)。
メイヨ・トンプソンはやたら元気なオッサンだった。ホントに60代なの??ぜんぜん守りに入ってないじゃん!!素晴らしい!!!
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しかし・・・・・
う~~ん、僕は、レッドクレイヨラはいまひとつ、ピンと来なかった・・・・パワーと演奏の自由度と密度は流石に凄いなと思ったが。僕にはちょっと「難しい」かナ・・・何処がどうとかいえないが。
対バンに呼んでもらっといて、メインのことどうこう書いてすいまっせんが。
ま~でも、徐々にハマる、ということもあるし、今までもあったし、今後の自分の感性に期待。
レッドクレイヨラ缶・日本限定はとりあえず買った(笑)。中は唯のサツマイモのパンケーキだった・・・コレで1000円は高いッ!! 2つも買った俺もアホだが(爆)。
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「埋火」のベースが凄すぎるので誰やろか?と思ったら、「羅針盤」などの須原敬三さんだった。そりゃ凄いやろ。てか、昔難波ベアーズでお会いしているのに、顔を覚えていなかった・・・ すみません。

|uniq"est|は今までで一番ガッツリ感のあるライブをしたYO!
た・ぶ・ん☆音デカかったしwww
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リーダーは、マッケンタイアに自分のベースにサインしてもらったり、|uniq"est|のCDを渡したりと、今回も積極的だった。そういや、「円盤」の時は猫ひろしにサイン貰ってたナ・・・・(笑)リーダーだけあって行動力は並じゃない・・・・六本木ヒルズでも・・・おっと・・・


自分が楽しけりゃ、それでいいんだよ!!!御託はいらない。
その楽しさが伝わってくれたらいいと願う。

そういう意味で、名誉・トンプソンは凄いな、やっぱり。
それがROCKということなのか??

やってくウチに答えは見つかるさ。

by ryosai160 | 2006-10-18 22:56