萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2008年 11月 12日

9日;船迫窯跡コンサート(福岡県築上町)

あくる日は、ソニックに乗って、大分との県境に位置する築上町へ向かう。

2年前に、ソロで出演した、船迫窯跡公園でのコンサート。そのときが立ち上げであった。
そのころはまだ、築城町であった地元の教育委員会のTさんが主催である。なぜ、Tさんと知り合ったのかは失念したが、かがり火の中でムード満点のコンサートであった。
今回は、是非、大石氏と一緒にというご希望であったので、2人で。
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古代の丘、を思わせる公園。
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お客さんもたくさん集まってくださり、いい雰囲気の中、1時間のコンサートを2人で勤める。
Tさんの意向もあり、ノーマイクノー照明で、自然そのままのコンサート。ここまで自然なのも、珍しい。でも、会場は、不思議なほどナチュラルリバーブで音が響くので、全然問題ない。
三方を山に囲まれて、しっかりした屋根の建物の下だからこうなるのか。音を出すのが気持ちいい。
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お客さんで来てくださった、ベリーダンスのRyokoさんの、僕の尺八の音が、まるで水墨画のようだったというご感想が、とても的を得ていると思うし、嬉しかった。
マイクを使わないので、尺八の音の「墨痕」がダイレクトに伝わる。
そういう時は、音のかすれ具合も大事な表現のひとつになってくる。
昔、石川九揚という書道家の本を熱心に読んでいたことがあって、そのときに得たことを生かそうと思っている。

今回は、MCも快調で、大石氏もいつになくテンションがアゲアゲwwで、相乗効果で、1時間があっという間だった。最近は、喋り方に拘らずに、上手くなくてもいいから、なるだけ喋る様にしている。
そうすると、喋りが面白い、とか言われだすから、不思議なものだww

山口でも感じたことだけど、津軽三味線の、本来の音色を、大石氏は大事にしてて、今マスコミなどで活躍している津軽三味線の人々の妙にPAがかったキンキラキンな音色が好きでない僕と、非常に馬があう。
白川軍八郎や、佐々木實のような、デルタブルースのような、本質的な音色。
それと、大石氏がよく話題に出す、津軽三味線は、北海道の炭鉱労働者などの労働者の間で行われていた歌会と呼ばれる一種の発表会の中で発達したものだという説に、僕は非常に興味を覚える。アメリカ南部の綿畑の労働者の間で発達したブルースと本質的に同じものを感じる。
いろいろと想像が膨らむ。生活と音楽、苦しい労働の場で奏でられた音の美しさについて。

夕闇に沈みゆく、古代の丘。
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ここでも、瓦を焼くという労働が営々と行われていたのだった。

コンサート終了後、主催者Tさんのご案内で、大分の中津に行き、名物のから揚げやコチの天麩羅などご馳走になる。
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Tさんが東京の学生時代にジョン・ゾーンととんかつを食った話やら、共演の三味線大石氏の恋の行方とか、焼酎三楽とともに流し込む。
帰りのソニックで中津小倉間の運賃の高さに激怒wしつつ、煮ても焼いても食えぬオッサン二人の恋バナの続き。

by ryosai160 | 2008-11-12 22:19


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