萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2010年 12月 24日

Jon Hassell / Last Night The Moon Came Dropping Its Clothes In The Street (ECM 2077, 2009)

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年末になって、ホッと一息。昔からファンの、Jon Hassell の最近の作品をジックリ聴きたいとおもい、購入。

ECMからリリースされていることもあり、全体のサウンド処理に、若干まろやか感が増している感じだが、オクターヴァーを掛けてユッタリした呼吸と不思議な音階で奏でられるトランペットの音色は、たとえインターフェースが今風にノートパソコン主体に変化しても、やっぱり、Hassell先生の専売特許だとおもう。
これだけで幸せになれるのだけど、ダブ・エレクトロニカ・現代音楽などなど・・・が昇華されつくしたような「科学絵画」のキャンバスの上に、個性の強いアルジェリアのヴァイオリンの音(膝の上に胡弓のように立てて弾く様だ)が、いいアクセントとして抜群に効いていて、ともすれば電子音ばかりで残響が多くぼやけがちなサウンドをキシッと引き締める。
「第4世界」の提唱者としてのメッセージ性は影を潜めて、深くて多彩な音のタペストリーの中から、時に、おぼろげに浮かび上がるようである。

音そのものに浸る快感を、まずは覚える。
CDでこれだけなんだから、ライブになったら、どんだけ気持ちいいのだろうか・・・・

by ryosai160 | 2010-12-24 21:07 | diary


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