霧が立ち込める日々が続く。
梅雨近し、と何となく思う。
自然にはかなわない。
結局、僕(達)は自然の無難な部分を模倣して(パクって)、勝手な解釈を加えて、アートやら表現やらの名において、この存在者の世界の中で巻き散らかしているに過ぎない。
そういう行為と、昨日も見たヘンな夢のリアリティーと、どっちが自分にとってオモ(想・重・主)いんだ??
永らく病の床に就いているあの人は、今、どんな夢を見ているのか?
幽玄。
生きることが今の時代よりもいろんな意味においてまだまだ夢に近い行為であった頃、意識と無意識のきわどい境目を彷徨う心の技術が生まれてきた。