萬坊庵・つれづれの記(BLOGと演奏情報)

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2010年 04月 18日

『DANCE WINDOWS~ダンスの扉をひらいて~』を見る

コンテンポラリーダンス界の鬼才、中村しんじがナビゲートする!
と書いてあるパンフ。
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僕はダンスに暗いので中村氏については詳しくないだのが、会場の博多市民センターホールのステージで、司会進行に、ダンサーの指揮に八面六臂の活躍。ただ者ではない存在感があった。
新しいダンスのメソッドを色々と開発されているらしく、水の入ったペットボトルを使ったダンス・言葉遊びを組み合わせたダンス(これは、John Zornの集団即興のメソッドCobraを髣髴とさせるものだった)・コンタクトインプロビゼイション用(と思ったが)の独自の用具を使用したダンスと、バラエティーの富んだものだった。

一貫して流れているのは、既成の様々なダンスのメソッドによってガチガチになりがちな踊る身体を、別のメソッドで優しく解き放つ、ということ。
「いままでのこと」を生き生きとさせながら、「新しいこと」にも眼を開くこと。
そんな風に僕は感じた。

既成の様々なダンスのメソッド、と書いたが、出演者は、福岡の様々なダンス教室の主催者とその生徒さん。バレエ・モダンダンスが主で、年齢層も様々。
最後に、ブルーハーツの「情熱の薔薇」に乗って、50人のダンサーが踊りまくるステージが圧巻だった!!

そして、合間に、2つの福岡のダンススタジオによる作品。

先ずは、藤野千景バレエスタジオによるバレエ作品の公演。
バレエをステージで見るのは多分、初めて。
優雅な動き。
その優雅さは、スイスイと水面を泳いでいる水鳥が実は水面下では必死に足を動かしていることを思わせるものだった。
だからこそ、とても美しかった。

その後の、松本直樹氏とその門下生による「松本ダンスコレクション2009」は、茶目っ気のある映像(見慣れた糸島の海の風景もふんだんに映っていて嬉しかった)とシャープなダンスを様々に組み合わせた見ごたえのあるものだった。
こちらには、終演後松本氏が門下生の方にステージ上でプロポーズというサプライズがあったのだが、会場が一気に沸いた。これ、結構、持っていきましたネ・・・・

by ryosai160 | 2010-04-18 14:51 | diary


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